■地域おこし協力隊活動も、いよいよ折り返し地点!
御坊市地域おこし協力隊の渋谷茉央です。
本号では、本年度中盤までの活動を振り返りながら、協力隊活動を通して考えた地域おこしのアイデアについて、僭越ではございますがこの場をお借りして綴らせていただきます。
▽これまでの活動
猛暑から一転し、季節はすっかり秋模様。過ごしやすい気候も相まってイベントが盛んな季節となり、私も昨年度から引き続き御坊市や観光協会などの多くのイベント運営に携わらせていただいています。
また地域おこし協力隊の任期は最大3年間と定められており、折り返しを迎えました。着任から一年半が経過し、ありがたいことに御坊市内の事業者さんや団体さんとのつながりも徐々に増え、地域が活性化するにはどうすればよいかのアイデアを話し合う場に出席させていただくなど、市役所の枠を超えた意見交換の機会も多くなりました。
▽地域おこしに関するアイデア
そんな中、先日御坊ロータリークラブの例会にて「地域おこし協力隊的!御坊〝推し〞ポイント」をテーマにお話しをさせていただきました。
私にとっての御坊推しポイントは大きく分けて4つあり、1つ目は、チェーン店からローカルな味まで美味しいお店が多くあること。2つ目は、田園風景や日高川、大きくて広い空などの美しい景観が日常に溢れていること。3つ目は、農業、漁業が盛んで、商店街があり、また世界に誇れる技術力をもった企業もたくさんあるなど産業が多岐にわたること。そして4つ目は、御坊寺内町を中心に栄えた廻船問屋などの地域資源と上手に付き合いながら、経済を作り上げてきた歴史があることです。
そこで、これらの推しポイントがより輝くためにはどうしたらよいかという視点から「日高川水上マーケット」というアイデアを発表しました。水上マーケットとは、運河や川に浮かぶ船の上で買い物が楽しめる市場のことで、風情や伝統を感じながら食事や服、雑貨などを購入できます。主に文化保護と観光客誘致を目的とし、タイやカンボジアなどの国が代表とされています。
夢物語かもしれませんが、日高川の水流を利用してお店も来場者も小さなボートが行き交うことで、当たり前の風景やお店が非日常体験となり、市外からも多くの観光客が訪れるのではないかと想像しています。
地域を活性化するには、このような取組を地域みんなで連携して行うことも1つではないかと思います。協力隊通信をきっかけに、地域の活性化について、多くの人に興味を持ってもらえると嬉しいです。
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