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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信Vol.3

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和歌山県御坊市

■任期1年目がまもなく終了!2年目に向けて

▽御坊市地域おこし協力隊の渋谷茉央です。
この春に着任してから2年目へ差し掛かるこのタイミングで、1年を振り返りながら感じた魅力と、これからどのように取り組むのかを、この場をお借りして報告させていただきます。

▽1年目を経て―
観光PRの仕事を通して感じた御坊の魅力は大きく分けて3つあります。1つ目は、熊野古道紀伊路という最も古い歴史をもつ参詣道や、宮子姫物語に安珍清姫の伝説といった物語性を帯びた文化財がまちの中に混在していることです。2つ目は、日高川の煌めく水面や、ビニールハウスが立ち並ぶ電照栽培の風景など、ここでしか味わえない四季折々の美しさが、日常生活に自然と溶け込んでいることです。そして3つ目は、和歌山県のほぼ真ん中に位置し、高速道路のアクセスの良さなど、交通面の利便性を実感していることです。名所の多い和歌山県内を味わい尽くすにはもってこいの立地であると、和歌山県への移住を考えている人に向けて、自信を持っておすすめできます。
しかし、同時に見えてきた課題もあります。1つ目は、外からきた人からすると魅力に思うことも、地元の方にとっては当たり前すぎて埋もれてしまっていることです。例えば、近くの海でぼーっとしたり満天の星をみたりすること。ここでは一切お金のかからないことだって、都会ではお金を払っても手に入らない体験になります。2つ目は、SNSは情報発信において核となる存在ですが、写真や動画の発信だけでは魅力が上手く伝わっていないことです。私も実際に暮らし始めて生で体験しなければ分からなかったことばかりだと痛感しています。

▽今後に向けて―
来年度は、市制施行70周年を迎えるにあたっての事業として、野口オートキャンプ場や御坊総合運動公園などの資源を生かし、地元の方々と外から来てくれる方々が交わるようなイベントの企画を行いたいと考えています。また昨年から開始し大変ご好評いただいているSioトープの「鯉の餌ガチャガチャ」を中心に、親子やカップルが楽しめる仕掛けを展開していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
2年目は、商工振興課の観光係として地域振興に取り組みながら、卒業後の移住定住に向けた準備期間とする予定ですので、今後の活動も見守っていただけると幸いです。

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