■心も体も毎日スッキリ!したいなら睡眠習慣を見直してみませんか?
日本人は、先進国の中で最も睡眠時間が短いことが調査結果※1で明らかになっています。
厚生労働省が作成した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人の推奨睡眠時間を6時間以上としていますが、国の調査では約4割の人が睡眠時間を「6時間未満」と回答しています※2。一方で、睡眠時間が長すぎると、特に高齢者において健康被害が生じることも分かってきており、「短すぎず長すぎない丁度良い睡眠」を取る必要性が指摘されています。
皆さんの睡眠習慣はどうですか?毎日の睡眠時間を見直し、健康的な生活を目指しましょう!
※1 OECD Gender date portal
※2 厚生労働省、令和元年国民健康・栄養調査報告
・日本人の睡眠時間
▼質の良い睡眠を取る6つのポイント
(1)毎日決まった時刻に起きる
(2)毎日朝ご飯を食べる
(3)お風呂は寝る1~2時間前に入る
(4)スマホやゲーム、テレビは寝る1時間前までに終わる
(5)仮眠は20分以内、午後3時までに
(6)日中の運動、活動時間を増やす
▼睡眠時間と健康への影響
○6時間未満または9時間以上の睡眠が健康に与えるリスク
(1)生活習慣病、認知症、うつ病などのリスクが上昇します。
(2)注意力・判断力・記憶力が低下し、学業や仕事の効率が悪化します。
(3)日中の眠気が原因で事故につながる恐れがあります。
○「寝だめ」は逆効果
平日の睡眠不足を休日で解消しようとするいわゆる「寝だめ」は、平日の社会生活に合わせて調整されていた体内時計を狂わせ、「時差ボケ」を引き起こします。この時差ボケは、週末のわずか1~2時間の体内時計のズレでも発生し、上記のような悪影響をもたらすことが明らかになっています。
休日の睡眠時間は、多くても平日の睡眠時間の「+1時間」未満にしましょう。
○ただし…
適切な睡眠時間は個人差があり、「朝すっきり目覚める」「体が十分に休まったと感じる」「日中に眠気を感じない」などの条件を満たせば睡眠が6時間未満でも問題ありません。
▼自分の睡眠をチェックしてみましょう!
・睡眠によって十分に休養できていないと感じる
・日中に倦怠感や眠気を感じることがある
・眠気で日中の生活に支障が出ることがある
・実際に眠っている時間以外にも、寝床で長時間過ごすことがある
以上の項目に1つでも当てはまる人は睡眠習慣を見直すことが大切です。
また「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、中学生の推奨睡眠時間は8~10時間とされています。しかし、御坊市が独自に行ったアンケートでは、推奨睡眠時間を確保している中学生はわずか14.3%に留まるという結果が出ました。
子どもの生活習慣は家族の影響を大きく受けます。この機会に、家族全員で睡眠時間や生活スタイルを振り返り、より良い睡眠習慣を目指してみましょう。自分の睡眠をチェックしてみましょう!
問合せ:健康福祉課
【電話】0738-23-5645
【FAX】0738-52-5108
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