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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信Vol.6

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和歌山県御坊市

■見えてきた!「御坊ならではの観光」に向かって
令和6年度は市制施行70周年に伴い、地元の方と協働して御坊の魅力を再確認するようなイベントを数多く開催してきました。今回はその例として、新たに御坊市観光協会が行った観光イベントなどについてお伝えします。

▽0歳から100歳まで愛されるキャラ!
御坊市公認PRキャラクターのみーやちゃんが、SNSをやっているのはご存知でしょうか。御坊の観光情報をみーやちゃんの目線で発信し、みーやちゃんだけでなく御坊のファンになっていただきたいという想いのもと、御坊市観光協会で運営しています。市外の方にもSNSでみーやちゃんを知ったことや、発信を楽しみにしているというお声を多くいただいています。
また「かるた大会」や「ぬりえコンテスト」などのイベントを通じて、直接触れ合える交流の場も大切にしており、子どもたちに大変人気です。先日みーやちゃんと一緒に介護施設を訪問した際には、お年寄りの方からぬりえコンテストに参加していることや、新聞でよく見ているとお声がけいただき、幅広い世代から愛されていることを目の当たりにしました。今後もSNSの活用と地元の交流の2つを柱に、「御坊」と「見る人」を繋いでいけるよう励んでいきます。

▽「御坊ならではの観光」を目指して
みーやちゃんに注目が集まる中で、今年度は吉田八幡神社を舞台に、宮子姫の伝説をモチーフにしたプロジェクションマッピングイベントなど、地域の伝統を昇華させる新しいイベントを開催することができました。プロジェクションマッピングは、御坊へ移住し制作活動をするクリエイターによって制作されており、宮子姫の物語に注目していただいたことで、実現することができました。今回のイベントのように地元の方と一緒に創造していく営みは、今後の御坊における観光のあり方にふさわしいのではないかと考えています。
他にも、道成寺にて法仏殿の特別拝観や絵説き説法などを体験したあと、日高川で採れる天然食材を活かしたフルコース料理を味わうツアーの開発にも取り組みました。「ずんご」をお出しした際、地元の方が「昔祭で食べたのを思い出す、懐かしい味だ」とおっしゃられたり、市外の方に食べ方をレクチャーしたりと、まるで観光客と地域が融合していくような、とてもいい光景がみられました。御坊日高地域だからこそできる体験を組み合わせ、地元の方にとって当たり前の食文化が、魅力的な風土であると再確認する機会となりました。またこの企画は食材の調達から調理、ツアー参加者の募集、実施まで全て協会員によって実施され、今後地元をよく知るスペシャリストが集結していけば、「御坊ならでは」の観光が誕生するのではないかと考えています。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

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