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君色輝く 十人十色 第2回

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和歌山県有田市

■映画の感じ方はそれぞれ ひとつのきっかけになれば
映画「月」に出演した「AGALA」の皆さん
まだ暑い日差しが照り付ける8月末。事務所のドアを開けると、障がい者就労継続支援事業所AGALAで働く皆さんは、熱心に作業に励まれていた手を止めて、にっこりと挨拶してくれました。
「事業所では、どんどん外に出ていって、地域の人と関わることを重視しています。」と、AGALA代表の上野山さん。昨年夏、障がい者施設での事件を描いた映画「月」が有田市で撮影されるにあたり、事業所の利用者さんたちに障がい者役のオファーが。当初は悩みながらも出演希望を打診されたそうです。
写真は、出演することを自分自身で決めた6名の皆さん。田又一志さん(写真左前)は、「僕は事業所を休みがちなところがありました。でも、現場の監督やスタッフ、俳優さんの熱量がすごかった。責任感を強く感じて、休まず演じきることができました。」と話してくれました。
映画を通じて大きく成長することができたという田又さん。
「本来、障がい者への差別はあってはならないことです。でも、実際に起こってしまった事件。見た人がどう感じるか、感じ方はそれぞれだと思います。これを機に、障がい者福祉について考えるきっかけになればいいなと思います。」

映画は10月13日(金)全国公開。紀文ホールでも21日(土)に上映会を実施予定です。

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