スマートシティとは、地域が抱える諸課題の解決・新たな価値の創出をめざして、ICT等の新技術や官民各種のデータを有効に活用する都市のことです。
■どうして取り組む必要があるの?
現在、全国的に少子高齢化・人口減少が進んでいます。特に15歳~64歳の生産年齢人口の減少が進んでおり、今後、様々な産業における人手不足が懸念されています。このままなにもしなければ、産業やサービスの運営が成り立たなくなるなど、生活に大きな影響が予想されます。
本市では、これらの課題を解決するため、デジタルを活用した新しいまちづくり「スマートシティ」の実現に取り組んでいます。スマートシティの実現に向けては、行政だけではなく、民間の皆様と連携して取り組むことで、よりスピーディーな推進が期待できます。今年1月に設立された民間事業者中心の「有田市スマートシティ推進協議会(愛称・CコーダоDA)」と連携し、民間のアイデアや技術・ノウハウを生かしていただきながら、様々な分野と連携し、課題の解決に取り組んでいきます。
■めざす将来像
取組を通じて、官民が連携しながら様々な地域課題の解決をはかるとともに、デジタルを活用できる人々を増やすことで、新しい人・モノ・サービスの交流・ふれあいによるまち・人の成長をめざします。
■スマートシティ推進協議会(愛称・CоDA)会長からのメッセージ
本協議会は、デジタルを活用した地域課題の解決をめざすため、IT事業者をはじめとした市内外の様々な事業者に参画いただいています。今年度はヘルスケア・観光交通・デジタル社会基盤の分野を中心にプロジェクトを検討しています。
また、あらゆる方がデジタルを活用できるように、市民向けのデジタル活用支援策も検討しています。
これらの取組を通じて市民参加型のまちづくりをめざし、持続可能で便利な未来都市を実現していきます。
■有田市のデジタルサービスをご紹介
デジタルを活用して、市民の皆様の生活が便利で豊かになるような仕組みの構築を進めています。
◇市民ポータル「つながるありだ」
つながるありだは、官民問わず市民生活に必要な行政情報・地域情報を発信するWebサイトです。自身の情報を登録しておくと、自分に関係する様々な情報がメール等で自動的に受信できます。この機会に、ぜひご活用ください!
お店・イベント等の地域情報募集中!お気軽にお問い合わせください。
問合せ:有田市スマートシティ推進協議会事務局
【メール】coda001@smart-arida.org
総務課デジタル推進室【電話】22-3745
◇行政手続きのワンストップ化
出生や死亡などライフイベントの手続きについて、市民の方々が庁舎内を移動することなく1か所で手続きできる「ワンストップ窓口」に取り組んできました。令和5年度から出生・死亡の手続きについて試行し、令和6年度から運用を開始しています。
実際に利用した方からは、「1か所で手続きができて便利になった」とのお言葉をいただいており、今後も手続き対象の拡大をめざしていきます。
また、今年度はデジタルを活用した「書かない窓口」の実現や、庁舎内への証明書自動交付機の設置も予定しており、さらなる利便性向上をめざしていきます。
◇はじめてのスマートフォン体験型講習会
「スマートフォンの操作方法が分からない、使い方に自信がない」など、スマートフォンの操作に慣れていない・触ったことがない方を対象として、令和5年度に各公民館にて、スマートフォンの体験型講習会を実施しました。
高齢者の方々を中心に、延べ140名の方にご参加いただき、98%の方に満足いただけました。
今年度も開催予定であり、日程等が決まり次第募集させていただきます。
[参加者の声]
・丁寧で、ゆっくりとした口調で講義してくれたので、とても分かりやすかった。
・少人数制で丁寧に対応してもらえてよかった。
◇保育所向けICTサービスの導入
市内保育所では、登退所管理・保護者連絡・帳票作成など便利かつシンプルな機能で毎日の保育所業務をスムーズに行うため保育所向けICTサービス「コドモン」を導入しています。
「コドモン」を導入し、日常業務の中で正確さが求められる集計作業や、転記、保護者連絡にかかる手間を軽減することで、先生がこどもと向き合うゆとりや時間が増え、保育の質や先生の働きがい向上につながる環境づくりをめざしています。
主な機能
・登所・退所の記録管理
・アプリによる保護者との連絡
・クラス日誌やスケジュールなどの作成
問合せ:総務課 デジタル推進室
【電話】22-3745
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