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オープンカレッジ「エンジン01 in 和歌山有田」 特別対談 鎧塚大会委員長×望月市長

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和歌山県有田市

・Enjin01 in Wakayama Arida CHAIRMAN
エンジン01in 和歌山有田大会委員長
「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフ 鎧塚 俊彦(よろいづか としひこ)氏

・MAYOR 
有田市長 望月 良男(もちづき よしお)

エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議は、芸術・科学・文化・教育・スポーツ・経済といった幅広い分野の第一線で活躍する表現者・思考者たちが、日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団。年度に一度最大規模のイベントとして会員が講師となりオープンカレッジを開催。今年11月22日(金)~24日(日)、有田市内で100を超える講座やフェス等が開催される予定です。7月9日(火)、テーマ発表の合同記者会見があり、終了後に鎧塚大会委員長が取材に応じてくれました。

▼合同記者会見を終えての感想を教えてください。
鎧塚:まず、ようやくここまで来たという気持ちです。そして、開催まで短くなってきたので、中身を詰めていかなければならない。その道のエキスパートの方たちに失礼のないように、有田市、有田市民の皆さんのことを考えながら、予算の枠内でシビアにやっていかなければならないという責任をひしひしと感じています。
望月:本当に誘致できるのかというところからのスタートだったのでとても感慨深いです。この話をいただいた時は想像していなかった景色が合同記者会見で見えました。これからたくさんの準備、決定があり、一つずつ丁寧にやっていかなければなりません。しっかり最初の志を忘れず取り組んでいきたいです。さてこれからが本番だという感じです。

▼オープンカレッジを有田市で開催することになった経緯を教えてください。
鎧塚:エンジン01初期メンバーは素晴らしい会を立ち上げました。時代がどんどん変わっていく中で、オープンカレッジの形も、私たち自身も変わっていかないといけないと思うんです。今、地方では様々な問題が起こっています。僕は、有田市から、今までと違う新たなことを示していきたい。人口約2万6,000人規模の小さなまちでの開催は初めてですが、「有田市でこんな大きなことができた」と日本中に示したい。そんなことを望月市長に相談したら非常に反応が良かったんですね。
望月:鎧塚さんからお話を聞いた時、挑戦することのすばらしさ、取り組もうとしていることは、今の有田市にぴったりの内容だと思いました。でも、規模感が大きいし、準備に飲み込まれてしまうのではないか、決断して大丈夫なのかとかなり揺れ動きました。でもいろんな方に相談し、大学のキャンパスがなくても、箕島高校と有和中学校が近くにある。まちの規模感は前回開催地の市原市の1/10ですが、10倍の熱量を持つ人が集まれば何かできるのではないかと思うようになりました。
当日の盛り上がりや、やってよかったなぁという市民の皆さんの声を想像して、今後もやっていけるんじゃないかと思っています。

▼どんなイベントにしたいですか?
鎧塚:イベントは何よりも楽しくないといけないと思うんです。知的好奇心を満たす、いろんな意味での「楽しい」を実現して、とにかく皆さんに集まってもらいたいです。
日本という国は、職人気質を忘れたら成り立たない。本来日本人が持ってる核の部分を大事にし、諸先輩方に尊敬の気持ちを持ちつつ、働き方改革も含めて変わっていかないといけない。今、日本の地位が世界的にも薄まってきています。私たちは強くならないといけない。そんな中で、地方の「俺たちも頑張ればできる」という力を集結したいんです。日本中の農山漁村に、もう一回力を合わせて現状を変えていこうというメッセージを発信していきたいと思っています。
望月:今回のキャッチフレーズは「未来にあつまれ!アリダーズ」。私たちが長時間かけて思いを伝えたものをコピーライターの方が端的な言葉にしてくださいました。『本質をきちんと理解して、変わりながら変わらないものをつくっていくことに共感した人たちが前向きに挑戦していく、そういう人たちを総称してアリダーズと呼べる』そんな集まりにしていきたいですね。

▼市民の皆さんへ
鎧塚:オープンカレッジには100を超える講座がありますが、すべての講座において結論が決まっているわけではありません。参加してくださる市民の皆さんと一緒に作っていくものだと思ってるんですね。これまでの開催地に比べて有田市は断然講師との距離が近い。我々が、市民の皆さんにこう感じてほしい、こうなってほしいというのはおこがましくて、市民の皆さんと一緒にエンジン01を作り上げていきたい。私たち講師側も、市民の皆さんも、良い気づきがあるようなものにしたいです。
あとは何よりも「フェス」!エンジン01会員の秋元 康(あきもと やすし)さんプロデュースで考えています。今準備に悪戦苦闘していますが、間違いなく良いものになりますから、ぜひ皆さんに参加していただきたいですね。
望月:そうですね。これから準備が大変になっていくと思いますが、有田市ならではのパワーを集結させて、みんなで協力して作り上げていきたいですね。我々がまずは楽しみながら準備していきます。
今後、広報9月号でポスターお披露目、10月号でプログラム等の詳細をお知らせ予定です。皆さん、ぜひご期待ください!

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