家族で実践!防災食の備え!
食育のまち紀の川市では、家庭でできる食育などの情報をお知らせします。
今回のテーマは、「もしものために備えよう」です。地震や台風など私たちのまわりにはたくさんの「もしも」がひそんでいます。もしもの時に慌てないために、無理なくできる「食」の備えについて紹介します。
■なにをどの程度準備したらいいの?
災害発生から電気やガス、水道などのライフラインが復旧するまで1週間以上かかるケースが多くみられます。また、災害支援物資が3日以上到着しないことや輸送ができなくなることでスーパーマーケットやコンビニエンスストアで商品が手に入らないことが考えられます。そのため、最低でも人数分×3日分の食品を家庭で蓄えておきましょう。
▽大人一人分1日分の目安量
・飲料水…3L
・ご飯(アルファ米)…3食分
・缶詰…2~3缶
・レトルト・インスタント食品…2~3種類
・甘いお菓子(糖分によってストレスを和らげてくれます)
■知ってる!?パッククッキング
水道が使えない状況では、水はとても貴重なものです。飲む以外にも料理や洗い物など、使う場面は多くあります。「パッククッキング」は水を節約できる調理方法です。
▽パッククッキングのメリット…
・鍋や使用した水が汚れず、再利用可能。また、調理が簡単で温かいものが食べられる。
・鍋1つで複数の料理が同時に作れ、カセットコンロなどのガスの節約になる。
・袋のまま容器に乗せ、袋の上部を開けて食べることで、容器が汚れず、洗い物が減らせる。
(キッチンばさみを使うとまな板を洗う必要もない。)
■パッククッキングで作る「サバじゃが」
▽材料(2人分)
サバ味噌煮缶…1缶
じゃがいも…1個
人参…1/2本
キャベツ…2枚
ポリ袋…1枚
(調理用・食品用の厚さ0.01mm以上のもの)
▽つくり方
(1)ピーラーでじゃがいも、人参の皮をむき、小さめの一口大にカットする。
(2)キャベツを手でちぎり、すべての材料をポリ袋に入れる(サバ味噌煮缶の汁も含む)。
(3)袋の空気を抜いて結び、厚みをならす。
(4)熱湯で20分程度加熱する。
※野菜を洗えない時は、ウェットティッシュなどで拭きましょう。
問合せ:紀の川市食育推進会議
【電話】77-2511(本庁4階農業振興課内)
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