■~ようおこしなして~青洲まつり2024
220年前、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した「医聖華岡青洲」。その偉業を称え、後世に継承するためのイベント「青洲まつり2024」が10月27日、道の駅青洲の里をメイン会場として開催されました。
祭りのオープニングを飾るのは、青洲太鼓による迫力ある和太鼓演奏。その後、名手保育園の園児や上名手小学校の児童、市内の団体などによる多彩なステージイベントが披露され、来場者を楽しませました。また、紀の川市フルーツ大使を務める俳優・楠見薫さんも来場し、会場をさらに盛り上げました。
見どころの一つである「青洲時代行列」では、献身的な協力で青洲を支えた妻・加恵の嫁入りを再現。県内外から参加した総勢39人が本格的な時代衣装を身にまとい、旧名手宿本陣から青洲の里まで約1時間かけて練り歩きました。沿道には多くの見物客やカメラマンが集まり、華やかな行列にカメラを向けていました。
ほかにも、輪投げなど子どもたちが楽しめる催しが集まった「子ども体験村」や市内食材を使用した健康食を販売する「青洲うまいもん横丁」、青洲の志を伝える語り部など、さまざまなイベントが行われ、多くの来場者の笑顔であふれた一日となりました。
■市民生活の安全・安心に向けて
10月24日、官民連携により、更に安全・安心に暮らせるまちづくりの推進を図り、地方創生の実現に資することを目的に、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社とトヨタカローラ和歌山株式会社、本市の三者で包括連携協定を締結。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社和歌山支店の小林宏一支店長、トヨタカローラ和歌山株式会社の西川直人代表取締役社長の両者からは、地域の発展や活性化に貢献したいなどの思いが語られました。
■有事に備えた準備は日頃から
晴天に恵まれた11月10日、市民体育館で第14回紀の川市防災総合訓練が実施されました。参加した約800人の人たちは、会場に設けられたさまざまなブースで訓練を実践。災害が発生した時に備えて、日頃から準備をしておくことの重要性を再確認しました。今後発災する可能性がある南海トラフ地震などはいつ起こるか分かりません。公助だけで全てに対応することは困難な状況が予測されます。この機会に自助・共助について考えてみてください。
■市長と語ろうタウンミーティング
岸本市長は、10月から11月にかけて市内全ての小学校を訪問し、「タウンミーティング」を開催しました。この取り組みは、市長と児童や学校運営協議会の人たちが自由に意見交換し、より良いまちづくりを目指して「市民の声」を市政に反映させることを目的としています。10月24日開催の丸栖小学校でのタウンミーティングでは、最初は緊張していた児童たちも、好きな俳優や食べ物について市長に質問するなど、次第に打ち解けていきました。
■ラッピングトラックで魅力を発信
10月30日、公益社団法人和歌山県トラック協会の協力により、「フルーツ王国紀の川市」をPRするためのラッピングトラック除幕式が市役所本庁前で行われました。トラックの後方には、市出身のデザイナー岩田直樹さんがデザインしたイラストと、ふるさと納税直営サイトにつながる二次元コードを記載。「せーの!」の掛け声でお披露目され、訪れた人たちからは大きな拍手が送られました。今後、関東圏を中心に市の魅力を発信していきます。
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