フレイルとは、さまざまな原因で心身機能が低下し「要介護」の危険性が高まっている状態です。高齢者の問題だと思われがちですが、40~50歳代にも一定数フレイルに該当する人がいます。働き世代のときから生活習慣を見直して、フレイル予防を心掛けることが大切です。
予防のポイントの一つは、筋肉量を維持することです。筋肉量の減少はフレイルの主な原因の一つで、40~50歳代から低下し始めます。この世代から、より多く体を動かすことでフレイルになる危険性が80%減少するという報告もあります。
体を動かすことが減ると筋肉量が低下する可能性が高まりますので、普段から体を動かすことを意識した生活を送りましょう。
■18~24歳を基準とした全身筋肉量の変化
谷本芳美,ほか.日老医誌.2010.
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