消防だより

32／38

火災・救急・救助は119番
「火を消して　不安を消して　つなぐ未来」

■住宅用火災警報器について
住宅用火災警報器(以後、住警器という)は、平成18年に新築住宅を対象に設置の義務化がスタートしました。住警器の寿命である10年以上(新築では16年、既存住宅では11年)が経過しており、経年劣化による電池切れや故障が発生することが予想されます。
全国で発生した火災が原因による死者数、焼損床面積及び損害額をみると、住警器を設置している場合は、設置していない場合に比べ、死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減少しており、火災発生時の死亡リスクや損失の拡大リスクが大幅に減少しています。

◇取付位置
基本的には寝室と寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く)に設置することが必要です。
また、火災を感知した場合、他の部屋に設置した感知器も連動して警報を発する連動型住警器もご検討ください。
※詳細は本紙18ページをご覧ください

◇点検方法
・住警器についている点検ボタンを押す、または点検ひもを引っ張るなど、定期的に作動の確認を実施してください。
・埃や汚れがついている場合は、乾いた布などでお手入れを実施してください。

◇不適正な訪問販売に注意
消防職員をよそおって販売したり、必要な性能を満たしていない製品を高価な価格で販売する行為等が発生しています。
消防職員が販売することはありませんのでご注意ください。

■普通救命講習・再講習は6月4日(日)です
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、町内でのまん延防止や安全確保の観点から救命講習の開催をしばらくの間、中止とさせていただきましたが、6月から再開します。
申込期限：5月18日(木)

問合せ・申込先：紀美野町消防本部　警防課
【電話】489-6302

■救急コーナー「心筋梗塞」
心筋梗塞とは、動脈硬化や血栓(血液が固まったもの)により、心臓へ栄養や酸素を送っている血管が詰まり、心臓への血流が不足した結果、心筋の一部が死んでしまい機能しなくなった状態をいいます。
症状は胸が締めつけられるような痛み、みぞおち付近や左肩、奥歯などの痛みです。また、動悸や息苦しさも症状の1つです。
このような症状がある場合や痛みが治まらないときは、心臓が苦しくなっているサインなので、すぐに医療機関を受診するか、救急車を呼んでください。

■3月の消防の動き
火災発生件数…2件

▽事故種別搬送人員

※(　)内については、ドクターヘリ搬送