■宵の明星と七夕ー研究員 硲間拓郎ー
7月7日で天文台がリニューアルオープンしてから丸2年が経ちます。
この記念すべき七夕の日には、二周年を祝うかのように輝かしい天文現象が起こります。それは、昨年末から地球に近づきながら明るくなっている金星が最大光度を迎えるのです。
先月ごろから夕方の西の空で明るさが増しているので、気になっている人も多いのではないでしょうか。最大光度の頃の金星は地球に近い位置にあり、頑張れば双眼鏡でも三日月状に欠けているのが確認出来るほどの大きさになっています。
スマホのカメラでも、機種によっては撮影して拡大すると欠けているのが分かるかもしれません。ぜひ七夕の夜は織姫彦星と天の川だけではなく金星も眺めてみてください。
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