■土星の環の消失
ー研究員 米澤 樹ー
今年も土星の見ごろがやってきました!
土星と言えば環が特徴的ですが、実は、「環の消失」と言って約15年毎に環が地球から見えなくなる時期があります。これは環自体が非常に薄いので真横から見た際に、望遠鏡で観察しても見えなくなってしまうからです。
日本で次の「環の消失」が起きるのは、2年後の2025年秋ごろです。そのため、今年を逃すとどんどん環をみる角度が真横になっていき、2026年まではっきりとわかる土星の姿はお預けとなります。ぜひ今年のうちに天文台の望遠鏡で土星の環の見納めをしておきましょう。
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