■一人ひとりに行き届く子育てのサポートを
母子保健推進員の皆さん
紀美野町内の母子の健康増進を図るため、日々様々なことに取り組まれている「母子保健推進員」会長の炭家くに子さんにお話を伺いました。
◆母子保健推進員とは
具体的な取り組みとしては、ご自宅へ個別訪問、乳幼児健診の補助、子育ての教室(コアラ教室、カンガルー教室)への参加、様々な子育てに関する研修会への参加などがあります。
自身の子育てがひと段落した人たちで担っていて、現在は27人の母子保健推進員(以下、推進員)が町内で活動しています。
各地区に1人から3人程度推進員がいて、個別訪問は地域の担当者が行っていますが、現在訪問に行くお子さんがいない地区もあり、以前と比べて非常に少子化が進んでいると感じます。
◆「自分が子育てしていたときに知りたかった」を今のお母さんへ
この活動をしていると、子育て中の方はもちろん、先輩の推進員さんや行政の方、研修会の講師の方など様々な方と接することがあります。その中で、自分が子育てをがむしゃらにしていた頃に知りたかった!というお話をお聞きすることも多く、ぜひ今子育て中のお母さんに伝えたいと思っています。
また、もし推進員をしていなかったら、きっと巡り合わなかった様々な方たちと出会えることもやりがいに繋がっています。
◆紀美野町での子育て
私も紀美野町での子育てを経験して、紀美野町は田舎でこどもの数も少ないですが、その分一人ひとりに行き届く子育て支援や教育が受けられると感じています。
町外出身の方で、近くに親御さんがいないと子育てのサポート面で不安に感じる方もいるかもしれません。そんなときは、ぜひ健診や子育ての教室へ参加したり、役場や私たちに相談してみてください。
◆読者に一言
子育てのことはもちろん子育て以外のことでも、気軽に相談してください。
私たちで解決できないことでも、役場への橋渡しも推進員の大切な役割だと思っています!
○プロフィール
・紀美野町母子保健推進員
町内在住の27人の方が推進員をされていて、子育て中の家庭への個別訪問、子育て教室や乳幼児健診への参加協力に取り組まれています。
・会長 炭家 くに子(すみや くにこ)さん
毛原上地区出身・在住
旧美里町の頃から21年に渡り推進員をされていて、6年間会長も務められています。また、炭家さんは紀美野町女性団体連絡協議会の会長も務められています。
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