■久しぶりの大彗星
—研究員 硲間拓郎—
10月中旬、「紫金山・アトラス彗星」が日没後の西の空に姿を現しました。
みさと天文台では、連日の曇天予報の中、唯一14日が晴れ、観察・撮影をすることが出来ました。彗星自体は珍しいものではなく、毎年いくつも発見されており、望遠鏡なら観測可能というものもよくあります。ただ、肉眼彗星になるかも!と言われるものは数年に一度で、明るさの変化の予想も難しく、大抵は事前予測程明るくならずに終わります。しかし、今回の彗星は「大彗星」と呼ぶにふさわしい姿を見せてくれました。
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