■染色家 舟山 れいらさんとタマネギonionパワー実行委員会の皆さん
◆舟山れいらさんと皆さんの活動
野上小学校の給食調理で出た、タマネギの皮を使用し染色したバンダナを、小学校を卒業するこどもたちにプレゼントされています。
令和3年度からこの活動を始められ、今年で3年目になります。
◆タマネギの皮で染めたバンダナを小学生の卒業記念に渡そうと思ったキッカケ
コロナ禍で、修学旅行の中止や黙食など、こどもたちの日々が変わってしまう中、思い出作りに何か大人ができることはないかと思いました。
そこで染色家として、野上小学校の給食調理で出たタマネギの皮を、廃棄せず譲って欲しいと交渉したところ、当時の校長先生が快諾してくださったのです。実はタマネギの皮は、何千前年も前から染料として重宝されているんです!
◆やりがいについて
タマネギの皮の確保、染色作業のご協力など本当に多くに支えられてバンダナをお渡しできています。だからこそ、こどもたちや支えてくださる方々からのあたたかいメッセージや応援をもらう度に、まだまだ続けていきたいなという気持ちになります。
◆これからの夢について
いつかは卒業するこどもたちに、自分たちの給食調理で出たタマネギの皮を使い、自分たちで染色体験をしてもらいたいです。それが、卒業後のこどもたちを支える思い出の一つになればいいなと思っています。
◆紀美野町の好きなところ
地域の人があたたかいところです。移住当時の私を快く迎え入れてくれて、たくさん助けていただきました。小川地区じゃなければこんなに居座ってなかったかもしれません。
染色作業で使わせていただいている「風の森」も私の大好きな場所です。
◆読者に一言
紀美野町は本当に人があたたかいし、小さな町だからこそ、人との繋がりというのは大きいと思います。まだまだ、紀美野町に関してはひよっこで知らないことばかりですが、紀美野町が大好きです。
●次回
次号の頑張る人は3月号に掲載の松本さんの推薦です。お楽しみに。
▼紀美野町で頑張る人を応援します
プロフィール
舟山 れいらさん 1953年生まれ
染色家。タマネギonionパワー実行委員会、こぶな草を守る会、のかみ谷染めクラブ、織姫染め工房、キノコ食堂などの活動に従事。1994年に紀美野町に移住。埼玉県出身。
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