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自治体の皆さまへ

紀美野町で頑張る人を応援します Vol.5

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和歌山県紀美野町

【~自然と、人と、共に生きる~】
シェアハウス
Shared Residence Flag
オーナー
片桐 翔太さん

紀美野町田地区でシェアハウス事業を行い、移住者目線で移住者の受け入れ支援も行われている片桐さんにお話しを伺いました。

■はじまりは世界一の建築家になるという夢だった
ノコギリや金槌などの工具をはじめて親からプレゼントされたのは5歳の誕生日でした。
大きくなるにつれ、大工の父親の影響もあり建築の道へ。「世界一の建築家になる」という夢を抱くようになり、様々な建築物を見るため海外を回る旅に出ました。
海外で生活をする中で、日本の自然の豊かさ、特に里山の魅力に改めて気付いたことから、自然と共生する暮らしを追求したいと思うようになりました。

■紀美野町への移住・シェアハウス事業を開始
一つの考えに縛られず、常に多様な価値感の中に身を置きながら、物事を判断できるようにと、国際空港の近くに拠点があることが大きな条件でした。そして、人間だけが自然を消費するような暮らしではなく、人がそこに住むことでより良い自然が保たれる、そんな生活を求め、里山のある地域を探し、令和2年に紀美野町へ移住しました。
自然と人が共生するには、まず地域に人が必要です。そこで、自分と同じように紀美野町に魅力を感じ、移住を希望する人を受け入れる場を作りたいと、古民家を改修しシェアハウス事業を始めました。

■共同子育てができる地域へ
自身も町内で子育てをする中で、近くにもっと子育て世帯がいれば良いのにと、日々感じています。その他にも子育てを中心に、様々な困難に直面したときに、自然と共生した暮らしのために頑張るか、諦めて別の地域へ引っ越すか、夫婦で何度も話し合いを重ねました。
でも、やっぱり紀美野町でのこの暮らしを諦めたくない、さらに同じように移住してきた子育て世帯を支えられる地域に自分たちがしていきたい、安心できるコミュニティを作りたいと覚悟を決めたのです。
そのための方法の一つとして、シェアハウスを拠点に今後も頑張っていきたいと、様々なプロジェクトを考えています。

■今後の夢
多くの人に紀美野町に訪れてもらうために、シェアハウスに隣接した宿泊棟に加え、今後はキッチンを作っていきたいと考えています。そして、将来的には、地域の食料を生み出すための畑と、こどもたちがのびのびと遊べる公園を掛け合わせたファームパークを作りたいです。
それらの実現に向けた支援を募るため、先日クラウドファンディングを行いました。ありがたいことに242人もの方に支援していただき、改めて国吉地区をはじめ紀美野町の自然と人(地域)を守っていくことが自身の使命だと感じています。

■読者に一言
ヨソモノだった僕たちを受け入れてくれた地域のみなさんには、本当に感謝しています。
地域を守りつないできた方々に敬意を払いながら、その地域をこれからも守り続けるために精一杯取り組みたいと思っていますので、皆さんと一緒にこれから頑張っていけたらうれしいです!

○プロフイール
片桐 翔太さん 1992年生まれ
移住後、古民家改修事業を行う。
「KATAKOTO CRAFTS(カタコト クラフツ)」を起業。紀美野町田のシェアハウス「Shared Residence Flag」のオーナー。大阪府出身。
右のイラストは片桐さんがめざす人と自然が共生する地域をイメージしたイラスト。
※詳細は本紙2ページをご覧ください
※片桐翔太さんの「片」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙2ページをご覧ください

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