■「おいしかった、次回も楽しみ」の声を糧に
「キノコ食堂」
代表の東紀子さんとスタッフの皆さん(東さん:前列真ん中)
※写真は本紙2ページをご覧ください
動木集会所にて毎月第二金曜日に開店するキミノコドモ食堂、略して「キノコ食堂」代表の東紀子さんにお話を伺いました。
◆お手伝いから参加し始めたキノコ食堂
ご近所の方に「一緒にやってみない?」と誘われ、楽しそうと思い参加したのが、キノコ食堂との出会いでした。
以前は老人ホームで調理師をしていたこともあり、料理をするのが好きで、一スタッフとして楽しみながら活動に参加していました。
参加し始めた頃は、自分が代表になるとは予想もしていなかったのですが、令和5年4月に前代表から引き継ぎ、コロナ禍で大変なこともたくさんありましたが、21人のスタッフの皆さんや、手伝ってくださる方々のおかげで、無事一年と少しが経ちました。
◆「おいしかった、次回も楽しみ」の声がやりがい
毎月キノコ食堂の開店日は大忙しです。午前中は買い出しに行き、午後から調理や受付の準備、15時頃から休憩をしながらスタッフみんなで、翌月提供するメニューを考えています。
現在キノコ食堂には、こども164人、大人121人、計285人の会員がいて、普段は奇数月と偶数月の2班に分かれてお越しいただいています。コストや調理、提供のことを加味しながら献立を考え、実際に大勢の分の調理をするのはとても大変です。調理師や栄養士、教師など様々な経歴を持つスタッフが総力で頑張っています。
毎月へとへとになりますが、来てくれた方々が「おいしかった、次回も楽しみ」と言ってくれることが、パワーになっています。
◆キノコ食堂が学生さんの居場所にも
キノコ食堂の活動には、スタッフの皆さんのほかにボランティアとして、町内の中学、高校の学生さんが来てくれています。
活動を楽しみにしてくれている姿をみると、活動自体は月に一回ですが、その子たちにとって学校や家とは違った別の居場所になっているのかなとうれしく思います。
◆紀美野町の好きなところ
結婚し、夫の地元である紀美野町に引っ越ししてきたとき、地域の受け入れ態勢の高さに驚きました。
それから人生の半分以上を紀美野町で過ごしていますが、こどもも大人も道端で会った人同士あいさつをしあったりといった、何気ない人と人との繋がりや、温かさが好きです。
◆読者に一言
食堂で提供するお米は、ご厚意で余剰米をいただいており、とても助かっているのですが、皆さんに野菜もたくさん食べていただきたいと、いつもスーパーで値札とにらめっこしています。
ご自宅で作った野菜が、もし、余っていましたら、ご提供いただければ大変助かります。下記プロフィールの電話番号までご連絡ください。
《プロフイール》
東 紀子さん
【電話】080-9883-1496
令和5年4月からキノコ食堂の代表を務める。
普段はミニチュアのフードやミニチュアドールハウス作家として活動中。
大阪府出身。
※詳しくは、本紙2ページをご覧ください。
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