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自治体の皆さまへ

紀美野町で頑張る人を応援します Vol.13

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和歌山県紀美野町

■「真国地区を守りたい」それがはじまりだった
雨山の郷プロジェクトの皆さん
真国地区で、平成27年から茶屋「雨山の郷」を運営する雨山の郷プロジェクトの皆さんにお話を伺いました。

◆「真国地区を自分たちの手で守りたい」と集まった住民たち
少子高齢化が進行する中、自分たちが生まれ育ったこの地区を守りたいと4、5人の有志が集まり「真国まちづくり会」が出来たことがはじまりでした。
地域の農作物を和歌山市内で販売することからスタートし、そのうち、農作物が買えたり、近所の人たちが集えたりする場所が近くに欲しいという地域住民の声から「雨山の郷プロジェクト」が結成されました。
そして、平成27年に茶屋「雨山の郷」が完成。皆さまのおかげで、この10年間の間に、町内外から多くの方にお越しいただける居場所になっていきました。

◆地域のものを使って、地域の味を受け継ぎたい
この雨山の郷で最も大切にしていることは、地域の食材を使用しておいしいものを食べていただくことです。何度も来ていただいている方には、よく「この素朴な味が安心する」と言っていただけ、お出汁やお米、野菜、お茶の一つひとつにこだわってきてよかったと思っています。
また、真国地区に昔から伝わる「縮砂寿司(しゅくしゃずし)」の作り方を知る人が少なくなってきていたことから、雨山の郷でこの味を引き継げたらと、作り方を教わりながら、現在多くの方に食べていただいています。

◆春と秋にはまつりを開催
毎週土日に開店している雨山の郷。普段は女性6人ほどで交代しながら営業していますが、春のさくらまつりと秋のもみじまつりには、40人以上いる会員と地域住民の方々にも集まっていただき、紀美野の北の玄関口となるこの真国でおまつりを行っています。
毎年このまつりを楽しみにしてくれている方も多く、今後も元気に続けていきたいと思っています。

◆読者に一言
ご飯を食べに、お茶をしに、お話をしに、などお気軽にお越しくださったら嬉しいです。雨山の郷が皆さんのちょっとした居場所になれるよう、これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。

○プロフィール
雨山の郷プロジェクト
(写真:岡(おか) 博誠(ひろのぶ) 会長)
平成27年から茶屋「雨山の郷」を運営。現在は40人以上の会員が所属。

茶屋「雨山の郷」(紀美野町井堰)
紀美野町の北の玄関口とも呼ばれる真国地区にあり、毎週土日10時~16時まで営業。店内で飲食ができるほか、お弁当、地域の米、野菜などの販売も行われています。

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