地域活動応援日誌 Day.22

20／28

■これからの太田の郷を支える拠点づくり
地域おこし協力隊　藤原　忍

初めて太田の郷に足を踏み入れた瞬間、木造校舎の香りがふわりと広がり何故か懐かしい居心地の良さを感じた事を覚えています。
自然にあふれるこの場所では、暑くなれば太田川に飛び込み、水草に潜む海老を捕まえては大はしゃぎ、お腹が減れば取れたての野菜をかじって、疲れたらそのまま昼寝をする。まだ経験したことが無い「初めて」が那智勝浦町にまだまだ詰まっているのかと思うと、これから変わりゆく季節が楽しみで仕方ありません。
そんな私が太田地区の地域おこし協力隊に着任してはや1ヶ月が経ちました。地元住民の方々と毎日楽しく交流しながら、太田の郷でお仕事をさせていただいております。これからの私のお仕事ですが、「太田の郷で地域資源を有効活用できるファクトリーと農業支援拠点づくり」がメインとなります。使われていない旧太田中学校校舎を改修し、新しい施設拠点として再生させる事業を進めることです。
主な施設利用としては、「6次産業による麴等を使った地場産品の付加価値化」、「若手や新規就農者支援のための貸出農機具整備」などなど他にも盛りだくさんの施設利用を目的した改修工事となっております。
最近は時間を見つけては旧校舎の片付けを黙々と進めています。まだまだ暑い夏が続き体力を消耗する日々ですが、朝は「太田米」と「おはつのお味噌」に地野菜がたっぷり入ったお味噌汁。お昼は「めぐ味」の美味しいお弁当。おかげさまで夏バテ知らず元気に働いております。この美味しい地場産品を途絶えさせない為にも、旧校舎の改修作業を頑張っていきたいと思います。