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【Knowledge】あなたの行動が命を救う ~正しい救命処置~

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和歌山県那智勝浦町

■1人でも多くの命を救うために
9月9日は、救急の日です。そこで今回は、救命処置の正しい実施方法について、消防署からお知らせします。
人が一生のうちに心肺停止状態になっている現場に遭遇する可能性は、およそ20人に1人だと言われています。
心肺停止になり、救命処置(心肺蘇生法とAEDによる電気ショック)を行わない場合、生存率は1分ごとに7~10%低下していきます。
しかし、あなたが勇気を持って、適切な救命処置を行うことにより、生存率は約3倍高くなります。ここでは、救命処置ポイントをご紹介します。

◇心肺蘇生法とは
呼び掛けたり、たたいても全く反応がなく、呼吸をしていない人に行います。主に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。人工呼吸は、行う意思がある場合に実施することとなっています。胸骨圧迫のみでも十分生存率は上がります。

◇良好な胸骨圧迫について
胸を押す部位は、乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中(胸骨下半分)です。そこに片方の手のひらの付け根を置き、もう片方の手は置いた手の上から重ねるようにします。胸が約5cm沈み込む強さ、1分間に100~120回のテンポで、胸の真上から押します。ポイントは、「強く・速く・絶え間なく」です。

◇AEDによる電気ショックについて
心臓が突然止まる原因のひとつとして、心臓が細かく震える「心室細動」があります。「心室細動」が起きたときは、電気ショックを早期に与え、心臓の震えを取り除くことが重要です。
AEDが近くにある場合は、周囲の人にAEDの手配を依頼し、心肺蘇生法を続けます。AEDが到着次第すぐに使用してください。
1人の場合は、AEDの使用を優先してください。AEDは、電源を入れると音声メッセージであなたが行うべきことを指示してくれます。

今後、もし、あなたが救急救命の場に居合わせたとき、大切な方の命を救うために、救急隊員が到着するまで、正しい方法で、絶え間のない救命処置をよろしくお願いします。

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