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地域活動応援日誌 Day.21

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和歌山県那智勝浦町

■町内区長に地域おこし協力隊の活動を紹介
地域おこし協力隊 家村 直宏

6月14日、那智勝浦町区長連合会総会の終了後、地域おこし協力隊の制度に関する講演会が行われ、現役隊員として登壇いたしました。
国の過疎地域に対する人的支援制度である地域おこし協力隊は、現在、全国各地で6千人余りが活動しています。町内でも4名の隊員が活動に従事していますが、町内で受入れを行っているのは色川と太田の2地区のみとなっています。今回の講演会は、町内における協力隊制度の更なる活用を促し、ひいては町全体の活性化を図るべく、町と色川地区区長連合会が連携して企画・実施されました。
色川地区では、移住者が増える中、地元住民が大切にしてきた「色川らしさ」にもっとしっかりと目を向けていこうと、2009年に協力隊の受入れを開始し、以降、色川の協力隊は「地域のこれまでを知ること」を柱に、地区内で展開される様々な住民活動のサポートを行っています。講演では、そうした協力隊受入れの経緯にも触れながら、日々の活動内容や活動上の心掛けなどについて説明しました。
色川での活動を通じて常日頃感じるのは、協力隊活動は、住民たちの地域に対する熱い「想い」があってこそ成り立つものだということです。実際に多くの色川の住民が、日々の生活の傍らで地域の振興や課題解決に向けて汗をかく姿を間近で見てきました。講演の最後にはそのことを踏まえ、「協力隊を受け入れる以前に、住民の『自分たちの地域をどうしたいか』という主体的な想いが大切」との自身の考えも述べさせていただきました。
この講演会が、各地区での協力隊受入れ検討の一助になればと願うとともに、住民自身が地域の課題や将来を自分ごととして捉え、「想い」を持って取り組む地域が増えることを期待しています。

講演会は自身の活動を見つめ直す貴重な機会にもなりました

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