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地域活動応援日誌 Day.29

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和歌山県那智勝浦町

■5年ぶりに「色川姓サミット」を開催
地域おこし協力隊 家村 直宏

3月24日、全国から「色川さん」が集まり交流する「色川姓サミット」が色川小中学校で開催されました。
日本全国で「色川」という地名はこの色川地区しかなく、歴史的に見ても、色川姓はここ色川が発祥の地と考えられています。「色川姓サミット」は、全国に住む色川姓の人たちを色川の地に招き、色川の歴史・文化を学びつつ交流を深めていくため、2014年に住民有志が実行委員会を立ち上げて始まったものです。5年ぶり4回目の開催となった今回、私は実行委員会の事務局として、サミットの企画・運営のお手伝いをさせていただきました。
サミット当日は、和歌山県立博物館の坂本亮太学芸課長をお招きし、「色川郷と色川氏の足跡」という演題でご講演いただきました。600年以上前に書かれた「色川文書(当時の色川郷の領主・色川氏に関わる古文書。大野保郷会所蔵・保管)」の読み解きを中心に、色川の土地の歴史や当時の人々の暮らしぶりなどについて学びました。
その後も、色川さんによるミニライブや、地元女性陣による茶がゆやめはり寿司などの振る舞い、色川や町内の名所を巡るバスツアーが行われ、盛況のうちに無事サミットを終えることができました。参加した色川さんからは、「里帰りして親戚で集まったような居心地。今後も参加したい」「退職したら色川に長く滞在したい」との感想や、「次は色川姓の多い関東や東北で開催してはどうか」といった、次回に向けた提案もいただきました。
第1回サミットの開催から今年で10年。「色川」という姓と土地との結び付きによる活動のこれからの展開を、色川姓の人たち、そして色川の住民が共に描いていくことができればと思います。

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