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自治体の皆さまへ

地域活動応援日誌 Day.32

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和歌山県那智勝浦町

■地域運営のあり方を検討中
集落支援員 大西俊介

皆さんは「農村RMO」という言葉をご存知でしょうか?
現在、農林水産省が主軸となり地域の様々な取り組みへの支援が拡充されています。人口減少と高齢化が進み、維持存続が厳しい集落が多くなってきており、特に平坦な耕地が少ない中山間地域(日本の農地の約4割を占める地域)では、特に集落の存続の観点に加えて農地保全の観点でも看過ごせない状況となってきています。
農村RMO(農村型地域運営組織)は、こうした状況への打開策として地域住民が主体となり、農地保全、地域資源の活用、住民の生活支援を3つの柱とし、地域一体となって地域運営(経営)に取り組む新たな枠組みのことです。RMOは地域運営組織のことで、地域の課題を地域住民が中心に解決する組織のことを指します。
色川地区では、かつてより農村RMOに類する活動を行ってきましたが、あらためて「地域運営のあり方」を検討することを始めています。現在も区長会や委員会をはじめ、数多くの活動団体がそれぞれの課題や目的を持って活動しており、少人数ながら多種多様な自治的活動が住民協力のもと展開されています。
また、移住者の受入による地域活性化の取り組みも長年続けてきており、現在では地区の約6割を移住者が占めるに至っています。ただ、地区人口自体は現在約300人と微減傾向が続いており、今後も人口減少と高齢化が進むことが予想される中、今一度、地域課題の整理が必要な時期に差し掛かっているように思われます。
今後の取り組みとしては、「活動団体の棚卸し」ということで、地域の様々な活動団体へのヒアリングを実施し、これまでの経緯、現状の課題、これからの展望などをシートにまとめ、相互に共有と理解を図る取り組みをスタートできればと検討をしています。

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