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地域活動応援日誌 Day.37

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和歌山県那智勝浦町

■地域の資源を活力に
集落支援員 石田 一

前任者の退職で7月から7代目集落支援員になりました。ところで、1代目集落支援員は、2014年6月、太田地区10区長中心に「太田寄合会」を結成し、総務省「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業」の実施を決定した2014年8月に役場太田支所に常勤配備されました。業務としては、寄合会が支援事業を行うために実施する住民同士の話し合いの場の設営、運営、これら話し合いから必要となる具体的な取組やその取組主体となる寄合会のサポートを行い、支援事業の完成に至るまでの事務等の業務を実施しました。その支援事業で、2016年4月に「交流センター太田の郷」を開設。その他に、地域資源の維持向上策として太田米のブランド化や苺、野菜栽培の促進、地域産業(おはつ味噌他)の補助を実施し、現在、集落支援員の業務となった農地維持策である「多面的機能支払交付金」の実施、ふるさと納税返礼品(太田のちから(米))の実施に至ります。
今年は米不足騒動の影響か、ふるさと納税のお米の希望者が10月受付開始後、毎日申込みがあり、11月中旬には昨年の4倍、返礼用の数量と農家さんのお米の在庫を確認し、11月末で返礼品をストップする事態になりました。(天候不順や獣害被害で収穫量が減、例年なら稼げたとの悔しい思いも)
太田の郷の目的の一番は高齢者の介護予防の取り組みとして福祉プログラムがあり、集落支援員が中心となって運営、9月に初の「カローリング、ボッチャ競技地区対抗」を実施。本命がノーマークチームに敗れる波乱の展開に会場が大盛り上がり、10月には2回目の「笑ってこらえてシニア運動会」を開催、昨年より参加者も増え、パン食い競争、借り物競争、地区対抗玉入れに全員参加で満面笑みに歓声が響き、昼食はめぐ味のお寿司弁当に大喜びで皆さん元気ハツラツの半日を過ごしていただきました。
ロケット打ち上げ応援出店では、地元産品のPRと集落外との人の交流を目的に、郷で作った味噌、麹で「お味噌の焼きおにぎり」と「甘酒」を大学生(インターン生)の応援を得て販売し、商品PRインタビュー後にはお客様が大勢来て、ロケット打ち上げ前には完売!! お客様から、「お味噌も米も美味しかった」、「(甘酒大好きというお客様)味わったことがないやさしい甘さが素晴らしい」と、大変嬉しい評価を頂戴、新たに取り組んでいる事業が間違いないと3人で納得。
直売所には、高齢の農家さんから農作物の提供、福祉プログラムでは元気な笑顔に囲まれて、こちらが活力をもらうことが日常で、12月に古希を迎えましたが、これからも太田の郷の運営を通じて地域資源を大切に維持活性化に頑張ろうと改めて思っています。

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