文字サイズ
自治体の皆さまへ

≪特集≫ 高野町 来てみたら(1)

1/23

和歌山県高野町

このコーナーでは、高野町に魅力を感じ移住された方や、高野町の魅力を体験するためにお越しになる方にインタビューをし、その魅力を語っていただきます。高野町に住んでいても、案外知らない地元の魅力がまだまだたくさんあるはずです。移住されてきた方から見た高野町の魅力をお届けします。
第2回目となる語り人は、杖ケ薮地区に移住された宇奈手(うなて)さんご家族です。

◆杖ケ薮(つえがやぶ)
「こうや七不思議」のひとつで、弘法大師が道端に差し込んだ竹の杖で水が湧き、やがて大きな竹薮になった場所といわれています。

◆杖ケ薮に移住したきっかけ
もともと妻は書道、僕は音楽をしていました。奈良や京都に住んでいましたが、コロナが流行りイベントがなくなり、もうどこを生活の拠点としても良いわぁと思い、書道と音楽が出来る広い場所を探していたところ、西辻さんが企画した色々なイベントに参加していたご縁で「ここにきたらどうや。」とこの家を紹介してもらいました。
高野山を開山した弘法大師も書道の名人だったし、ここなら書道や表具をする広さもあり、人が少ないから24時間笛も吹けるし良いんちゃうかと提案してもらいました。都会は得意じゃないし杖ケ薮はちょうど良い環境やなあと思い、僕が先に杖ケ薮へ引っ越してきて、その後この子を授かり、家族全員でこっちに住もうと決めました。地域おこし協力隊の募集があり、ぜひ!と応募しました。物の片付けや床の修繕などが必要でしたが、それぐらいなら自分で直して住めるなあと。

◆杖ケ薮の魅力
とても良いところやと思っています。空気がとてもおいしく、車もほぼ来ない。虫は多いけど、夜は星が凛としてものすごく綺麗で、冬には流星群がすっごく良く見える。雪はそんなに降らず、氷点下も高野山ほどはきつくないので、昔の人達は避寒地にしてたんちゃうかなと思います。
インターネットで検索しても杖ケ薮のことはあまり出てこないが、この家の掃除をしていると、昔役員などをしていた家だからか、本や資料がたくさん出てきて、調べていくうちに歴史や風習がだんだんと分かり、なるほど面白いところだなあと。今は地域の社やしろを丹生神社の1つにまとめていますが昔は点在していて、各社にろうそくを立てて疫病除けなどを祈る「火とぼし」という風習があったそう。地域おこしの事業に『観光』という項目があり、歴史や風習など、村を散策し体験できるようにできたら面白いなあと考えています。
もともと二人でラオスやカンボジアなど旅をしていて、世界遺産の「アンコール・ワット」などに興味がありました。弘法大師が唐にいた時にカンボジアやラオスに広がったものと、日本に来たもので共通点がすごくあると感じ、伽藍の中に神社があるなど神仏が分離する前の時代を感じられたりと、色々と考えると個人的には宗教的にもとても面白い場所だと思っています。

・杖ケ薮に関係する「摩尼」「如意」などの作品
・杖ケ薮神社の扁額を制作中
・富貴産ホップ使用「天空般若」の奉納式のために奉納目録を筆耕(侑子さん)
・杖ケ薮で採れた茶葉のお茶
・お茶の葉
※詳しくは広報紙をご覧ください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU