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高野山の植物 12 ~ 仏教行事に関わりのある植物~

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和歌山県高野町

日本仏教の聖地「金剛峯寺」のお坊さんのおはなし

◆桧、檜、檜木(ヒノキ科)花ことば「不滅、不死」
前回、高野六木(こうやりくぼく)のひとつヒノキについてお話ししましたが今回はヒノキの仏教や密教との関わりについてお話ししてまいります。
ヒノキは日本では建材として最高品質のもので、その樹皮を寺院や堂塔の屋根の材としても使用しますが、高野山地区の寺院・堂塔でも多く用いられており金剛峯寺も檜皮葺きの屋根で作られています。
高野山では需要に供給が追いつかず外部からの買入れも貴重なため難しくなってきているようです。
昨年は弘法大師御誕生1250年記念大法会が執り行われ、その際の記念事業のひとつとして壇上伽藍御影堂・不動堂の檜皮屋根の葺替えが行われました。
そして伽藍には高野山の地主神である明神さまを祀る御みやしろ社がありますが、来年令和7~8年にかけて遷宮の予定があり、この時に屋根の葺替えをすることになっています。寺社建築に留まらず我々の生活や文化に欠かすことのできない【ヒノキ】ですが、なぜ大切にされ続けているのかが垣間見えたのではないでしょうか。

問合せ:高野山真言宗 総本山 金剛峯寺
【電話】0736-56-2012

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