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昔から今も残る 高野町内の名所シリーズ(91)

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和歌山県高野町

◆お竹地蔵尊(たけじぞうそん)(高野山)

お竹地蔵尊は不動坂口女人堂の向かいにあります。高野山で最大の鋳銅(ちゅうどう)製の地蔵菩薩坐像です。『紀伊続風土記(きいしょくふどき)』には「女人堂の前にあり、延享年間江戸横山某の建立にて、一丈六尺の鋳像なり」と記されています。一丈六尺は約4.85mとなります。切石積基壇(きりいしづみきだん)を含めると約7.4mにもなります。

明治時代に作られた中本富太郎編集の『高野山参詣案内』には「銅像の地蔵尊・・・女人堂の正面にあり、施主は旧江戸、元飯田町横山たけ、(中略)亭主に死別、愁歎の中にはや七々日(しちしちにち)の仏事もすみ、亡夫の白骨を首にかけ、泣々高野山に参詣し女人堂に籠り、地蔵尊の霊夢を蒙り、一には亡夫菩提の為め、二には女人成仏の為め、三には罪障消滅の為め、一念発起して、大坂観音院元照上人並に、江戸の法師へ委託して鋳造し、延享二乙丑五月十五日、高野山に建納せしものなり」とあります。

横山たけさんは、亡き夫の供養と願いがかなうよう女人堂に籠もって祈ったところ、夢に地蔵尊があらわれたことから、延享2年(1745)に地蔵尊を建立されました。たけさんの名前にちなんでお竹地蔵尊と呼ばれています。令和2年には「女性とともに今に息づく女人高野」が日本で第96番目のストーリーとして日本遺産に認定されましたが、お竹地蔵尊は構成要素のひとつです。

教育委員会

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