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自治体の皆さまへ

町長のつぶやき

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和歌山県高野町

寒さが続きますが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。昨年のような大寒波に伴う大雪はなく、例年と比べれば比較的過ごしやすい冬であったように思います。もうすぐ春です。

令和6年度の予算案も仕上がり、3月1日から始まる議会に予算、条例等31件を提案し審議いただくことになります。是非、住民の皆様の傍聴をお待ちしております。

さて能登半島地震発災から約2か月が経ちました。本町としては、発災直後に消防職員6名を緊急消防援助隊として派遣をした他、義援金の募集はじめ被災地の避難所の運営業務や住家被害診断等に対し県と調整をしながら職員の派遣を進めております。自治体として必要な支援を行いながら、大規模な地震で受ける被災状況、避難所の状態や運営方法、壊滅的なインフラ(上下水道、道路、電気、通信環境や公共交通機関等)への対応等の現場を知るということが、私達の地域の災害への準備に繋がる事であると思います。今後も積極的に職員の派遣を行いますので、住民の皆さまにはご理解をお願いいたします。

今回の半島という交通手段が限られている地域での大災害は、私たちの住む高野町にとって他人事ではありません。南海トラフ起因による地震の発生も予想されますが、私たちの地域は紀の川北側を東西に走る中央構造線断層による地震にも注意が必要です。これらが発災した場合には、道路寸断により「陸の孤島」になると考えておかなければなりません。被災しながらも自らの命を守る、そのうえで他者を助ける行動や火災などへの対応、時期によっては住民の10倍を超える来町者への対応が必要となる場合も考えられます。それは、日本人ばかりではありません。起こる自然災害の種類や発災時の季節や時刻等により、想像を超える対応が必要となります。100点満点の防災対策はありませんが、いざその時のために防災意識を今一度町全体で高めてまいりたいと思います。その為にも、それぞれの地域に応じた自主防災組織(町内会など)での訓練等を進めましょう。「その訓練はどうすればいいの?」そこからで結構ですので役場にご相談ください。

まもなく高野の春をつげる「高野の火まつり」です。住民の皆様におかれましても慌ただしい年度末であると思いますが、引き続き「うがい、手洗い、換気等」を心がけご自愛ください。

2024.2.6記

高野町長 平野 嘉也

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