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自治体の皆さまへ

町長のつぶやき

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和歌山県高野町

6月の議会は補正予算をはじめとする議案等が慎重審議され全案件が承認され閉会致しました。

補正予算では、令和5年発生の災害について補助対象事業とはならない箇所の崩土除去について、迅速な対応が必要なことから3月31日に、更に物価高騰対応の支援策として令和5年度住民税非課税実績に基づき、住民税均等割のみ課税世帯、住民税課税世帯と住民税均等割のみ課税世帯のうち18歳以下の児童を扶養する子育て世帯に対し給付を速やかに行うため、4月1日に専決処分させていただきました。

さて今月は今年度から始まる「森林環境税」についてお知らせします。個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1,000円が徴収されるもので、「森林環境譲与税」は市町村による森林整備の財源として令和元年度から市町村と都道府県に対して私有林人工林面積、林業就業者数及び人口による客観的な基準で按分して譲与されています。

今年度より、人口は少ないが森林面積の多い私たちのような自治体からの強い要望で、人口での配分割合を引き下げていただきました。

高野町ではこの「森林環境譲与税」を森林整備や木育、公共施設の木質化など幅広く活用しています。

活用例として、森林整備の面では、森林所有者の方にアンケートを実施し、森林の所在や今後の利活用の意向を確認し、間伐を実施、森林作業道等の補助をしています。現在約2,206haの森林でアンケートを実施しており、高野町の森林全体の約30%となっています。木育の面では、世界中の木のおもちゃが集まる「木育キャラバン事業」、生まれたお子さまに木のおもちゃをプレゼントする「モク・ファーストトイ事業」、高野山中学校の新1年生の学習机を作成する「地元木材活用事業」など、町民の皆さまが少しでも木に触れ合う機会を作っていけるような事業を実施しています。

また、「学びの交流拠点整備事業」では、高野山こども園の内装やウッドデッキの木質化にも森林環境譲与税を活用しています。今後も森林環境譲与税を活用し、町民の皆さまが森林を身近に感じることが出来る機会を作っていけるよう努めてまいります。

8月は、国際こどもコーラスフェスティバル、萬燈供養会(まんどうくようえ)「第51回ろうそくまつり」、青少年高野山会議などをはじめとする行事があり沢山の方が来町されます。全町民でお越しになられる皆様を笑顔でお迎えして頂きたく思います。

高野の短い夏が始まりましたが、今夏も高温が予想されます。皆様におかれましては熱中症等にも注意していただき「うがい、手洗い、換気」等に心がけ自愛くださいませ。

2024.7.7記

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