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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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和歌山県高野町

新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、新年を健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年は、紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産登録20周年を迎え、多くの記念イベントが盛大に行われました。壇上伽藍でのコンサートや様々な催しをとおして、私たちの歴史と文化を再認識する貴重な年となりました。また、9月に待望の「高野山学びの杜」が完成しました。令和3年に着工し、3年3か月の工期を経て完成したこの施設は、子どもたちの自主的な学びをサポートする環境を整え、中央公民館も併設することで世代を問わず利用できる場となっております。地域の新たな学びと交流の拠点として多くの方に足を運んでいただき、新しい学びの形を体感していただければ幸いです。

さて、本年はいよいよ「2025年大阪・関西万博」が開催されます。この機会に、多くの国内外の方々が本町を訪れることが予想され、高野町を通じて日本の歴史や文化を世界に発信する絶好の機会となります。高野町では、万博に向けて高野山大学や東京大学先端科学技術研究センターとの協力のもと、蓮華のオブジェの制作が進行中です。このオブジェは、「利他のこころ」と「いのちの大切さ」を再認識し、高野山から人類の平和と安寧を願い発信することを目的としています。細川地区で作られた900枚の高野紙を表具師が繋ぎ合わせ、高野の伝統技術である「ねぶた」と「宮大工」の技が活かされた蓮華のオブジェが制作されます。今春には子どもたち自らの「夢」を高野紙に記し、オブジェの完成に寄与する予定です。万博では、和歌山館やイタリア館での展示も計画されており、世界各国に高野町の魅力を発信していくことになります。

一方、地域に目を向けますと、過疎化や高齢化が進行している状況です。これに対応するため、質の高い行政・医療サービスの提供を目指し、保健師による遠隔健康相談などが可能な通信機器を搭載したマルチタスク車両を導入しました。これにより、どの地域にお住まいの方も安心して暮らせるまちづくり、行政をもっと身近に感じていただけるまちづくりを推進してまいります。

結びに、巳年にちなみ、柔軟性と協調性を兼ね備えた行政を目指し、職員一同まい進してまいります。今後ともなお一層のご支援・ご協力をお願い申し上げるとともに、本年が皆さまにとりまして健康で幸多き一年となりますよう、心からお祈り申し上げ新年のごあいさつといたします。

高野町長 平野 嘉也

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