保健師コラム

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◆肺の生活習慣病ってなに?
肺機能は健康な人でも年齢を重ねれば少しずつ低下していきます。しかし、少し動いただけでゼイゼイすると不安になって運動する気にならず健康づくりどころではありません。普段から自分の肺や呼吸の状態が健康なのか関心を持って生活されていますでしょうか?
COPD(慢性閉そく性肺疾患)という病名をご存じの方もおられると思いますが、長期にわたり喫煙習慣のある人、たばこの煙がモウモウしている環境にいる人は、この病気に罹患しやすくなります。初期には自覚症状があまりなく、動いて息苦しくなるという症状も年のせいだろうと勝手に判断し、自分が病気になっているとは気づきにくく厄介です。少しでも呼吸が気になるようでしたら医療機関で検査を受け、肺の状態を知るようにしましょう。
肺をたくましくすることはできませんが、肺への空気を出入りさせている各種の筋肉を鍛えることはできます。苦しくない程度の有酸素運動としてウォーキング、体操など継続して行うことがお勧めです。腹式呼吸で横隔膜を上下させ、酸素をたくさん取り入れると効果的です。そして、健康な生活を送りたいなら禁煙は当たり前ということをお忘れなく。
さあ、暦は3月になりました。屋外に出て温かい空気を肺いっぱいに吸い込んで、日差しを楽しみながらウォーキングしませんか?

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