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自治体の皆さまへ

公共施設再整備通信 No,16

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和歌山県高野町

◆高野山学びの杜―未来を育む交流の場
高野山学びの杜が開館して数か月が経過し、子どもたちや保護者の皆様、学校関係者の間で、この施設の意義が少しづつですが浸透しつつあります。こども園、小学校、中学校、公民館が一体となったこの場では、世代を超えた学びや交流が活発に行われ、地域社会の新たな拠点としての役割を果たしています。また、施設内には南海りんかんバスの停留所が設置されており、利便性が高く、どなたでも気軽に訪れることができます。

◆多世代交流を促進するイベントの開催
高野山小学校PTAの皆様が中心となって実施された「もちつき大会」では、こども園の園児から小学生、中学生、そして保護者が集まり、伝統行事を通じた貴重な交流の機会となりました。幼い子どもたちの掛け声を受けながら小学生たちがもちをつき、大人たちはその様子を温かく見守り、時には手を貸したり、餅をまるめたりしながら、全員で一つの目標に向かう喜びを共有しました。
このもちつき大会は、多世代交流の意義を象徴する光景であり、地域の文化が次の世代へと継承される機会となりました。特に、中学生が小さな子どもたちの面倒をみる姿は、頼もしく、地域の未来を象徴するものとなり、子どもたちの成長を実感できる貴重な場面となりました。このような活動を通じて、地域コミュニティの結びつきがより一層強まりました。
こうした取り組みは、単なる行事にとどまらず、地域全体の絆を深める大切な機会です。今後もこうした世代を超えた交流の場を増やし、地域全体の活性化につなげていきたいと考えています。

◆知識と学びの場としての図書エリアの充実
高野山学びの杜では、子どもたちが本と親しむ機会を増やすため、図書エリアの充実に力を入れています。特に、図書司書の皆さんが積極的に新刊の追加や雑誌の定期購入、本の配架方法の工夫を行い、幅広いジャンルの書籍が揃えられるよう努めています。その成果として、子どもたちが積極的に本を手に取る姿が増えてきました。
また、図書エリアには学習用デスクが設置されており、静かに自習ができるスペースとグループで学習ができる環境が整っています。これにより、放課後や休日に訪れて勉強する子どもたちが増えてきています。知識を深めるだけでなく、交流をしながら学習する場としても、多くの人に活用されています。
この図書エリアは、子どもたちだけでなく、地域のすべての人々に開かれた空間です。本を楽しむだけでなく、静かに過ごせる憩いの場としても活用していただきたいと考えています。読書を通じた学びや発見が、世代を問わず、多くの方に新たな刺激を与えることを願っています。ぜひ積極的に足を運び、図書エリアを活用していただければと思います。

◆スポーツを通じた交流の促進
スポーツを通じた交流拠点としての役割も果たしており、グラウンドや体育館の放課後開放が進み、利用者が増えています。グラウンドには夜間照明、体育館には空調システムが完備されており、快適で安全な環境の中でスポーツを楽しむことができます。
スポーツは、世代を超えた交流を促す素晴らしいツールです。子どもから大人までが一緒に体を動かしながら親睦を深める場として、本施設の活用が進んでいます。今後も、地域住民が一緒に楽しめるウォーキング会など多世代がスポーツを通じて交流できる機会を増やしていきたいと考えています。地域の皆さんには、ぜひ積極的に施設を活用していただきたいと思います。

◆地域の皆様とともに
地域の皆様とともに、より充実した施設へと発展させていくために、今後もさまざまな取り組みを進めてまいりますが、行政主体の活動だけでなく、住民主体での活動も積極的に進めていただければ幸いです。高野山学びの杜は、世代を超えた学びと交流の場として、今後も皆様とともに成長していきます。
どうぞこれからも高野山学びの杜をよろしくお願いいたします。

◆まんなかライブラリーボランティア募集
「高野山学びの杜」で図書業務をお手伝いいただけるボランティアの方々を募集しています。多くの方々の応募をお待ちしております。
▽活動内容
図書の整理、図書エリアの壁面飾り、館内イベント手伝い、子ども向けよみきかせなど、ご興味のある方は下記までご連絡をお願いします。

問合せ:教育委員会 学びの交流拠点整備事業推進室
【電話】0736-56-3050
【WEBサイト】https://www.town.koya.wakayama.jp/town/manabi/24881.html

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