江戸時代、自然を対象とした研究は「本草学」と呼ばれ、そのなかから「博物学」や「医学」などが発展していきました。植物を研究する「植物学」も、本草学から派生した学問のひとつです。文政5年(1822)、津山藩の藩医宇田川榕菴は、『菩多尼訶経(ぼたにかきょう)』を著し、西洋における植物学を日本にはじめて紹介しました。このことは、植物学がひろまっていく契機となりました。
本企画展では、県立文書館が収蔵する資料の中から、わが国における植物学の祖とされる宇田川榕菴が著した「菩咜尼訶経」をはじめ、近代植物学の発展や成立に関わる資料を御紹介します。
対象:どなたでも
日時:令和5年6月6日(火曜日)~10月1日(日曜日)
場所:県立文書館
所在地:さいたま市浦和区高砂4-3-18
電話番号:【電話】048-865-0112
ファックス番号:【FAX】048-839-0539
費用:無料
申し込み:不要
お問い合わせ:県立文書館
【電話】048-865-0112
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