(特集)令和6年度施政方針 選ばれる都市へ シンカし続けるさいたま市 -2-

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令和6年度当初予算編成にあたり重視した「4つの柱」

令和6年度当初予算については、選ばれる都市として、本市の新時代へのシンカに取り組む予算として編成しました。
予算編成にあたって重視した4つの柱に沿って、令和6年度の主な事業を紹介します。

■新時代を切り拓(ひら)くさいたま市らしさの深化(シンカ)
コロナ禍を乗り越えた新たなステージ、21世紀半ばを見据えた「さいたま市の新時代」に向けて、新たなニーズを捉え、本市の持つ魅力の深化に取り組んでいきます。

(主な事業)
・新庁舎の整備及びさいたま新都心のにぎわい創出…2億1,975万円
・現庁舎地利活用の検討及び浦和駅周辺地区のまちづくりの推進…4,360万円
・浦和駅西口南高砂地区市街地再開発の推進…81億2,688万円
・大宮駅東口公共施設再編と大宮駅東口大門町3丁目中地区市街地再開発の推進…9,198万円
・地下鉄7号線の延伸及び浦和美園～岩槻地域のまちづくりの推進…1億4,471万円
・「さいたまスポーツシューレ」の活用推進…5,983万円

■誰一人取り残さない持続可能な地域社会の実現
社会経済状況が大きく変化し続けるなか、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を基に、誰もが住みやすく持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでいきます。

(主な事業)
・大学等進学「夢」支援と低所得の子育て家庭児童進学支援…1,488万円
・こども誰でも通園制度(仮称)の試行的実施…4,696万円
・認知症フレンドリーまちづくりセンターの設置・運営…1億4,254万円
・高齢者等の移動支援の充実…4,361万円
・発達障害者地域支援マネジャーの配置による地域支援体制の強化…1,252万円
・アピアランスケア※支援事業の創設…1,807万円
※アピアランスケア…がんやがんの治療に起因する外見の変化による苦痛を軽減するケア

■激甚化する自然災害への対策強化
切迫性が高まる首都直下地震や激甚化する自然災害への対策として、都市・生活インフラの耐震性の確保や、治水対策などを推進するとともに、地域の防災力の向上や消防力の強化に取り組みます。

(主な事業)
・流域治水対策としての貯留施設等整備の推進…4億8,813万円
・自主防災組織の育成支援と防災訓練事業を通じた災害対応力の更なる強化…1億5,867万円
・市消防力整備計画に基づく消防力等の体制強化…4億8,366万円
・救急自動車への自動心臓マッサージ器の整備…781万円

■DX推進と公民学共創による質の高い市役所の創造
多様化する市民ニーズや新しいライフスタイルに対応するため、全庁横断的にDXを推進していきます。また、多様化・複雑化する行政課題に柔軟に対応するため、公民学共創を推進し、質の高い公共サービスの提供を目指します。

(主な事業)
・窓口手続のオンライン化拡充…2,288万円
・キャッシュレス決済の対象拡大…1億1,581万円
・働きやすい職場環境整備の推進…2億2,427万円

▼特に重視した取り組み
〇子ども・子育て関連施策の充実
各ライフステージに合わせた切れ目ない支援を実施することで、安心して子育てできる環境づくりを推進し、「子育て楽しいさいたま市」の実現を目指します。

(主な事業)
・子育て支援医療費助成の高校生世代への拡大…71億5,339万円
・放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体型事業となる「放課後子ども居場所事業」のモデル実施…9,019万円
・様々な課題を抱える子どもに対する学習機会と居場所づくりへの支援の拡充…1億4,912万円

〇ゼロカーボンシティ実現に向けた取り組み
脱炭素ドミノ※の先導役として、先進的な取組を実施するとともに、本市の各施策・事業における温室効果ガス削減に向けた取組を見える化するなど、行政が率先して取り組み、脱炭素の加速化を図ります。

(主な事業)
・ゼロカーボンシティ実現に向けた再生可能エネルギーの導入拡大…3億2,791万円
・スマートシティさいたまモデルの推進強化…5,474万円

※脱炭素ドミノ…脱炭素に向けた取り組みを地域が主体となって行い、その取り組みが全国の各地域に広がること

〇DXの推進に資する取り組み
質の高い市役所の創造と市民満足度向上に向け、「さいたまデジタル八策」に基づき、全庁横断的にDXの取組を一層進め、市民サービスの向上及び業務の効率化等を強力に推進していきます。

(主な事業)
・「書かない窓口」の西区役所への先行導入…4,639万円
・デジタル地域通貨・市民アプリの導入…11億4,828万円
・自治会電子回覧板アプリの本格導入…342万円