(特集)大宮盆栽村100周年 押さえておきたい盆栽のきほん(1)

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■押さえておきたい「盆栽のきほん」
◇小さな大自然・盆栽を見てみよう
盆栽を見る時は、大自然の情景をイメージしてみましょう。
ぜひ木の正面に立って〝下から〞眺めてみてください。
樹齢数百年に及ぶこともある盆栽。一見小さな木から巨木の迫力を感じられたら、それが盆栽の世界への入り口です。

枝…輪郭のバランス良く、幹がよく見えるように剪(せん)定します
幹…大木のような迫力を生み出す幹は見どころ
根張り…土をしっかり掴む強い生命力ある根

◇太くたくましい幹が根元から大きく折れ曲がり、幾重にも屈曲しながら力強く立ち上がる、重厚感ある一点です。
大宮盆栽美術館盆栽技師　中村さん・小棚さん
(※詳しくは本紙をご参照ください)

≪Q and A≫
盆栽と鉢植えの違いは?
鉢に木を植えているのは同じ。盆栽は幹・枝・葉を小さくし、きれいに手入れをしています。

◇樹木の種類もいろいろ
〇松柏(しょうはく)
常に緑色の葉を茂らせる針葉樹。松と真柏の2つを合わせて「松柏」と呼びます。

〇雑木(ぞうき)
松柏以外の樹木。紅葉が美しいモミジなどのほか、梅などの「花もの盆栽」、カリンなど果実をつける「実もの盆栽」があります。

■大宮盆栽美術館
(3月21日(金)リニューアルオープン)
大宮盆栽村に近接して設けられた、世界初の公立の盆栽美術館。盆栽はもちろん、盆器(植木鉢)や鑑賞用の水石、盆栽が描かれた浮世絵などの展示、盆栽の文化を伝えるための講座などを開催。
所在：北区土呂町2-24-3
休館日：木曜日
※3月20日(祝)まで庭園改修のため閉館中

問合せ：【電話】780・2091【FAX】668・2323