市報さいたま中央区版6月号では、与野八景句集(よのはっけいくしゅう)の中に描かれている「高沼(こうぬま)の稲舟(いなぶね)」の風景画を表紙にしました。「与野八景」とは、江戸時代に与野で活躍した俳人の鈴木荘丹(すずきそうたん)が定めた8つの景色で、「落合(おちあい)の桜花(おうか)」、「筑越(つつこし)の行人(こうじん)」、「中里(なかざと)の照月(しょうげつ)」、「越土(こえど)の夕雨(せきう)」、「高沼の稲舟」、「筑波(つくば)の晴峯(せいほう)」、「大戸(おおと)の丘雪(がくせつ)」、「大宮(おおみや)の鳴鐘(めいしょう)」となっています。「与野八景句集」は荘丹の70歳のお祝いに弟子たちと詠んだ句や詩がまとめられたもので、弟子が描いた風景画も添えられています。鈴木荘丹の資料が展示されている与野郷土資料館(本町東)では、資料・ジオラマ・映像などを通して与野の歴史を体感して学ぶことができます。与野の歴史に触れたい方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
問合せ:区コミュニティ課
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