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私と盆栽

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埼玉県さいたま市北区

令和7(2025)年、大宮盆栽村は開村100周年を迎えます。
名品盆栽の聖地と知られる大宮盆栽村は、国内外から多くの愛好家が訪れます。また、区内には公立では世界初となる大宮盆栽美術館が開設され、北区は盆栽と密接な関係にあります。
こうした中、世界に誇る盆栽文化を継承し、次代へつないでいく活動をしている方々がいます。そこで、盆栽や活動に込める思いを伺います。

大宮盆栽美術館で盆栽講座を終えた清水さんにお話を伺いました。

■清水(しみず)ちえりさん
日本盆栽協会の最年少会員。高校2年生。盆栽展の最高峰「国風盆栽展」に、史上最年少の12歳で入選した。「第10回2026年世界盆栽大会inマレーシア・クアランプール」(以下世界盆栽大会)の大使に就任し、現在は盆栽の魅力を国内外に発信している。

◇盆栽との出会いは?
祖父が盆栽を育てていたため、元々身近な存在でしたが、強く興味を持つようになったのは、平成29(2017)年に開催された「第8回世界盆栽大会inさいたま」で「飛龍」という大きな真柏(しんぱく)に圧倒されてからです。それから盆栽の世界にのめり込み、自分でも盆栽を作りたいと決心して盆栽の教室に通い始めました。

◇盆栽に関する活動は?
盆栽に関する技術の向上はもとより、盆栽の魅力を発信する活動を主に行っています。私が盆栽を始めた頃よりも、若い世代に普及してきたと思いますが、年配の方がやるもの、堅苦しいものというイメージを持たれる方もまだまだ多いかと思います。大使を始めとした活動を通じて、このようなかつてのイメージを払拭したいです。盆栽は小さい鉢の中で自然を創造し、身近に感じることができます。誰でも気軽に楽しめるという魅力を伝えていきたいです。

◇世界盆栽大会の大使就任の意気込みは?
私が盆栽にのめり込むきっかけとなった世界盆栽大会の大使に任命していただき、驚きました。以前は観覧者の一人として足を運んだ私が、現在は、世界盆栽友好連盟の一人として大会の準備を進めています。多くの人にとって、私と同じように盆栽を始めるきっかけとなる、そんな大会にできたら嬉しいです。

◇清水さんにとって、盆栽とは?
自分自身を映す鏡です。毎日の水やりや手入れによって日々状態が変わり、自分の行動がそのまま表れます。きちんと育てれば、自然の迫力など、魅力を見せてくれますが、時には誤った育て方で枯らしてしまい、反省することもあります。また、自分よりも早く生まれ、様々な世界・景色を見てきた盆栽は、私に教えてくれることがたくさんあり、大先輩のような存在でもあります。

問合せ:北区役所コミュニティ課
【電話】669・6020【FAX】669・6161

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