大宮工場の開設
日本初の私設鉄道・日本鉄道株式会社は開業以来、列車の運転、線路の保全及び車両の修繕などの技術面においては国に依存していましたが、路線建設が進み、直営工場を持つ必要が高まり、高崎・東北の両幹線の分岐点である大宮に自社工場を建設することになりました。
明治27年(1894年)に日本鉄道株式会社汽車課が誕生し、同29年(1896年)に汽車課から分離し独立工場となり、「大宮工場」と正式に呼称され、現在の「大宮総合車両センター」の礎となりました。以後、埼玉県内最大の近代工場として、大宮のまちとともに歩んできました。
大宮総合車両センターは、今年誕生130周年を迎えます。今月号から、大宮総合車両センターが歩んできた130年の歴史を紹介していきます。
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