障害者基本法では、12月3日から9日までを「障害者週間」と定めています。また、さいたま市では、平成23年にノーマライゼーション条例を制定し、障害のあるなしに関係なく、すべての市民がかけがえのない人として認めあい、権利を守りあうことによって、安心して生活できる地域社会をつくることを目指しています。
先日、桜区新開の「しびらき通り商店街」を訪問しました。「商店街には“しごと”がある」をモットーに、ベーカリーやコミュニティカフェ、いちご農園など、バラエティーに富んだ職場があり、障害のある方が自分に合った仕事を見つけ、地域の方ともふれあいながら皆と一緒に働き、地域の一員として生活を送っています。
自分らしく生きていくことは、人としてとても大切なことです。皆さんの生き生きと働く姿を拝見し、お互いを「思いやるこころ」によって人とつながり、その連鎖が、誰もが今よりももっと暮らしやすい地域社会をつくっていくための原動力となるのでは…。ノーマライゼーション条例の真髄について思いを巡らせました。
桜区長 安部 健一
<この記事についてアンケートにご協力ください。>