うらわできらめく

6／20

浦和のまちをともに作り上げているあのひと、このひと。このまちで輝いている方々を紹介します。

橙色のユリに似た大きな花を咲かせる【ヤブカンゾウ】をご存じでしょうか。
表紙は、見沼代用水西縁(にしべり)で種では殖(ふ)やすことができないヤブカンゾウの保護と自生地を広げる活動や、子どもの健全育成など「人が憩えるまちづくり」を目的とした活動を行っている「NPO法人カンゾウを育てる会(以下「会」)の皆さんです。
見沼代用水西縁は、春は桜回廊、夏にはヤブカンゾウが群落(ぐんらく)し、秋はヒガンバナが赤い絨毯(じゅうたん)のように咲く、美しく豊かな自然を感じることができる浦和の魅力スポットです。会では地域の皆さんとともに、日常的な草刈りやごみ拾いのほか、ホタルの里再生のため、「ホタル池」(市と協働で造成)の管理も行っています。昨年は子どもたちの手で放流したホタルの幼虫が育ち、過去最高の33匹※が飛び交う美しい光の舞いを観賞することができました。(※一日の飛翔数)
代表の小野さんは「地域のまちおこしのため、自治会や地域の皆さんと助け合って活動しています。大変なことも多いけれど、訪れる人が、自然を楽しみながら憩える場所を作りたい。」と話します。
ヤブカンゾウは今月下旬から花を咲かせます。身近にある美しい自然に触れ、そのかけがえのない自然を守るためにできることは何か、一緒にお考えください。