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うらわできらめく

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埼玉県さいたま市浦和区

浦和のまちをともに作り上げているあのひと、このひと。
このまちで輝いている方々を紹介します。

子ども家庭総合センター「あいぱれっと」(上木崎)。ここで、毎月温かな笑顔と優しい語り口で紙芝居を演じているのが、さいたま紙芝居研究会会長で、さいたま子ども文化研究所を主宰する中平順子(なかひらよりこ)さんです。
中平さんは、国内外で紙芝居の実演・講演を行うほか、学生らとともに、紙芝居文化の研究や制作、草花遊びの実践を行うなど、子ども文化を通じた地域交流の場の創出に長く貢献しています。
“文化”とは命を守り、育ちあうこと̶̶。わが子のために始めた絵本の創作は、いつしか地域を巻き込んだ紙芝居活動、さらには自然遊びへと広がり、多くの人々の縁を結び付けてきました。「紙芝居が作り出す一体感には喜びが満ちている。生きている限り、この良質な文化を伝えていきたい。」と話す中平さんの活動は、過去に「埼玉県文化ともしび賞」でも表彰されています。
「絵本の読み語りは“個”の力を育み、紙芝居は“共感と社会性”を育む。自然との関わりは、命を知り、生きる喜びを育む。」中平さんは、40年以上にわたる活動の基軸を、このように表現します。紙芝居が終わると必ず、「子育て楽しんでね」と親たちに語りかける中平さん。紡ぎだされる言葉の端々からは、子どもたちの豊かな育ちへの願いが感じられました。

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