浦和のまちをともに作り上げているあのひと、このひと。
このまちで輝いている方々を紹介します。
浦和区木崎で、お囃子(はやし)と創作太鼓を通して、地域のコミュニティ形成に貢献している木崎囃子会。昨年、4年ぶりに開催された「納涼盆踊り大会」や「木崎秋祭り」では、迫力ある太鼓やユニークな舞を披露し、多くの人に楽しんでもらいました。
発足して37年となる会を、元気な笑顔で率いるのは、会長3年目の小村(こむら)さんです。元々は、自治会の班長として催事に携わったことがきっかけで活動に加わるようになったと言います。「輪の広がりに喜びを感じる」と話すとおり、縁が縁を呼び、今では東京の神田祭りや川崎の女躯(にょたい)神社の例大祭にも呼ばれるようになりました。「“聞き映え”のするお囃子を奏でるには技の習得が不可欠。生涯かけてでも突き詰めたくなります。」と、その奥深さについて語ってくれました。
笛や太鼓が奏でる音色とリズムに、どこか懐かしさを感じる「お囃子」。木崎囃子会では、大人たちに交じって、子どもたちも一緒に活動に取り組んでいます。「みんながいつでも帰って来られる居場所のような、そんな会を共に作っていきたいです。」という小村さんの言葉からは、地域が生む人と人との温かいつながりと、伝統芸能を育てていこうとする明るいパワーが感じられました。
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