うらわ美術館のうら

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「地域ゆかりの作家」と「本をめぐるアート」をテーマにしたユニークなコレクションを行ううらわ美術館。文教都市浦和で、文化創造の拠点として活動する美術館の「うら」側、のぞいてみませんか。

◇収蔵品こそ美術館の核　～笠間日動美術館とのつながり～
当館では4月より「フランス近代絵画の巨匠たち」を開催します。印象派のモネやルノワール、後期印象派のセザンヌ、20世紀初頭の絵画運動を牽(けん)引したマティス、ピカソ、さらにはエコール・ド・パリの代表格でもあるシャガールやフジタなど、その時代を象徴する巨匠たちの作品を一堂に展示します。
うらわ美術館の周辺地域は、昭和初期に40名以上の芸術家が集ったという歴史があります。「浦和絵描き」として知られる彼らの中には、東京・銀座の老舗洋画商である日動画廊(1928年創業)の支援を受けていた画家もいました。また、日動画廊の創業者が故郷に設立した笠間日動美術館(1972年開館)には浦和絵描きの作品も収蔵されており、当館はそれらの作品を借用するなど、交流を行ってきました。
今回展示するフランス近代絵画の数々は、笠間日動美術館からお借りするものです。パリで生まれた数々の名品を鑑賞しながら、浦和絵描きにも思いを馳(は)せる̶̶そんな浦和ならではの楽しみ方ができるかもしれません。
(うらわ美術館　松原)

問合せ：うらわ美術館
【電話】827・3215【FAX】834・4327