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歴史さんぽ 百二三

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埼玉県ふじみ野市

『花ひらく縄文芸術 西ノ原遺跡』

苗間一丁目から旭一丁目一帯に西ノ原遺跡という遺跡があります。西ノ原遺跡には、発掘調査で、約5000年前の縄文時代中期のムラがあったことが分かりました。昭和48(1973)年以降、現在までに230軒を超える住居跡が見つかっています。
令和3年度に行った第181地点の調査では、全部で15軒の住居跡が発見されました。その中には、拡張して使用していた痕跡が残る住居跡も見つかっています。ライフスタイルに合わせて、手狭になった家を広くし、長く使っていた様子が浮かびます。
縄文土器はその名のとおり縄目を使って土器の表面に装飾を付けますが、それ以外にも立体的に飾り付けているものも多く見られます。
第181地点の調査では、他にもたくさんの土器や石器が出土しました。人の顔に見えるようなユニークなものや、土器の表面を赤や黒に塗ったものなど、さまざまな形や色の土器が発見されました。
7月22日(土)から大井郷土資料館で始まる最新出土品展(12ページ参照)にて、実際に縄文人のデザインを観察してみてください。また、西ノ原遺跡の他にも令和3年度の発掘調査の成果について紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。

大井郷土資料館
≪ACCESS≫
・大井中央2・19・5
・ふじみ野駅西口から東武バス「大井循環」行きで「文京学院大学前」下車徒歩1分
・ふじみん号Dコース「市民憩の森前」下車
・午前9時~午後4時30分(第2月曜日と年末年始を除く)

問合せ:大井郷土資料館
(【電話】049・263・3111)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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