令和6年ふじみ野市議会第3回定例会で、令和5年度決算が認定されました。市民の皆さんが納めた税金や国・県からの交付金などの収入が、どのような事業に使われたのかをお知らせします。
令和5年度の一般会計における決算額は、歳入が518億2,582万2千円、歳出は495億4,662万2千円です。歳入と歳出の差額から、翌年度に使い道が決まっている財源を差し引いた実質収支は、17億8,881万7千円の黒字となりました。
令和4年度決算と比較すると、歳出ではふじみ野ステラ・ウェストの整備工事などにより総務費が増額となったことから、全体として61億2,041万6千円の増額となりました。歳入では、国・県支出金が減額となりましたが、繰入金や地方債が増額となったことから、全体として54億1,356万9千円の増額となりました。
◆特別会計
◆企業会計
◆令和5年度の主な事業
施策体系順
▽物価高騰対策関連経費
約14億1,300万円
電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業、消費活性化クーポン給付事業、物価高騰対策給付金給付事業、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業を実施しました。
▽文化施設の整備事業
約65億300万円
ふじみ野市文化施設基本構想・基本計画に基づき、ふじみ野ステラ・ウェストの整備工事、ふじみ野ステラ・イーストホール棟の設計および解体工事を実施しました。
▽クリーンエネルギーの普及促進事業
約900万円
「ふじみ野市ゼロカーボンシティ宣言」による2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅用スマートエネルギーシステムの設置および電気自動車などの購入に要する経費に対し補助を行いました。
▽幼児教育・保育施設の運営支援事業
約33億3,800万円
全ての子どもが健やかに成長できるよう、幼児期の教育や保育などを行う幼稚園・保育施設に対して給付を行い、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減を図るとともに保育環境の改善充実を図りました。
▽水泳学習のための民間施設利用事業
約1,400万円
児童生徒の安全安心な水泳学習の機会を確保するため、小学校7校と中学校2校を対象に、天候などの影響を受けない民間事業者が運営する施設での水泳学習を実施しました。
▽小・中学校大規模改造事業
約6億9,900万円
安心して学べる、良好な学校施設として整備充実を図るため、鶴ヶ丘小学校および大井東中学校の校舎大規模改造工事を実施しました。また、福岡中学校の校舎大規模改造のための設計を実施しました。
◆経常収支比率
本市は県内市平均より硬直化が進んでいます。
経常収支比率は財政構造の弾力性を判断する指標です。数値が低いほど予算編成の自由度が高いと言われています。
◆地方債残高と基金残高
一般会計の地方債残高は388億円で、前年度に比べ2億円減りました。また、本年度はふじみ野ステラ・イーストホール棟の建設などに地方債を活用するため、地方債の残高は増加する見込みです。一方、これからの借金の償還、老朽化した公共施設の整備などのために計画的に積み立てている基金の残高は166億円となっています。
◆財政健全化判断比率・公営企業資金不足比率
※実質赤字比率と連結実質赤字比率は黒字のため「―」と表示。
※将来負担比率は発生していないため「―」と表示。
※資金不足額は発生していないため「―」と表示。
問合せ:財政課
(【電話】049・262・9004)
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