≪特集≫令和6年度タウンミーティングの報告―未来に向けて 今、ここから―(1)

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タウンミーティングは、市民の皆さんが市長と直接意見交換ができる場です。市の取り組みや予算などを市長が説明した後、皆さんからのご意見をいただいています。

高畑市長が就任して以来実施しているタウンミーティング(コロナ禍は、自治組織の会長と懇談を実施)。これまでに、合計372回開催し、延べ1万2000人を超える皆さんにご参加いただきました。
令和6年度のタウンミーティングは、55の自治組織で開催予定で、1月末現在で1261人にご参加いただきました。今年は、ふじみ野市誕生20周年を迎える節目の年になりますが、これからも成長していくという思いを込めて「未来に向けて今、ここから」というテーマで実施しています。
参加者の皆さんとの意見交換の中で、さまざまなご意見をいただきましたので、その一部をご紹介します。今まで実施したタウンミーティングのご意見は、市ホームページで公開しています。

◆防災・防犯
Q.災害時の避難場所は、小学校となっていますが、住民数からすると収容人数としては足りません。
A.本市の推定される避難者数は、埼玉県が実施した平成24・25年度埼玉県地震被害想定調査により算出されております。ただ、大規模災害の際に全員が避難所に入るという想定はしておらず、住居が倒壊する恐れなどがある人のみ避難所に移っていただくことを考えています。
また、食料も含めた避難物資は、各避難所に加えて防災備蓄倉庫に備蓄しています。これらの物資は避難所の人だけでなく、自宅避難の人も受取可能ですが、可能な範囲でご自身での備蓄をお願いしています。

Q.最近、空き巣被害が多く見られます。地域の連帯による隣近所の見守りが抑止に一番です。市の取り組みをお聞かせください。
A.ながら防犯として、散歩などをしながら地域の目を増やす活動や、ボランティアが行う青色防犯パトカーが市内を巡回して犯罪を抑止する活動を行っています。東入間警察署と連携してパトロールの強化を図るなど、高齢者の多く住む住宅地で増えてきている状況も含めて対応を考えていきます。

Q.防犯カメラを設置してほしいと考えています。
A.駅周辺の商店街には、経済産業省の補助金を利用して防犯カメラを多く設置しています。住宅街に設置する場合には、プライバシー侵害を不安に思う人もいます。最近はカメラの性能が上がり、設置費用が下がっていますし、自動販売機にカメラが付いているタイプもあります。プライバシー侵害を避けつつ、犯罪防止と抑止のため住宅街に一定程度付けていくことを検討していきたいと思います。

◆子育て・教育
Q.ボール遊びが禁止されており、近くにそのような場所がありません。そうしたことができる場所が近くにあると良いと思います。
A.近年は子どもたちにボール遊びをさせては危ないという世論の声もあり、ボール遊びは禁止という流れになっています。市では、福岡中央公園で自治組織と連携して、ボール遊びが可能なエリアを作りました。このような動きを全市的にも波及させたいと思っています。エリアを限定し、一定のルールのもとでボール遊びができるよう、地域の人と協力し、子どもたちを育むという姿を実現したいと考えています。街中にそういった機運を起こしていきたいと考えています。

Q.小・中学校では、水泳の授業で民間のプールを利用しています。老朽化した学校プールはどうするのでしょうか。
A.以前に比べると水泳の授業は、夏場に安全かつ計画的にできなくなっていて、夏休み中の利用もほとんどできません。プールの維持管理には、修繕など多額の費用がかかるため、民間のプールを活用し、経費削減にも努めています。学校プールは、今後、計画的に解体し、跡地は子どもたちの学校活動のためなどに活用していく予定です。

◆健康
Q.帯状疱疹のワクチン接種について、既に補助金などの取り組みを始めている自治体もあるそうですが、市でも補助金の検討をお願いします。
A.東入間医師会の先生方からも2市1町に対して要望をいただいています。さまざまな場所でも要望をいただいていますので、なんとか導入できるように検討をしているところです。