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特集 絆のまつり(2)

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埼玉県三芳町

■友情で、世界をひとつに!
中学校を訪れたマレーシア・PJ市のダンサーたち。子どもたちとの国際交流は、「誰もが幸せに生きることができる未来」へとつながっています。

エキゾチックなリズムが響く中学校の体育館。9月9日(月)、PJ市のダンスチームが三芳中学校を訪問し、子どもたちとの交流会を行いました。

◆手をつなぎ 心をつなぐ
たくさんのマレーシア手旗がはためくなかで迎え入れられたダンサーたち。全校生徒が注目するなか、みよしまつりのステージとは異なる3曲を披露しました。演目は現地のパーティーなどで人気があるダンス。軽快なリズムで会場を盛り上げていきます。最後の1曲では生徒たちを壇上に招き入れ、手を取り合って踊る場面も。「子どもたちと一緒に踊ることができて、すてきな時間を過ごせました。三芳の子たちは本当にかわいいですね」とダンサーは中学生との交流を笑顔で振り返ります。言葉は違ってもダンスで心を通わせる―。この日、国や人種を超えた絆と忘れられない思い出が生まれました。

◆三芳から、世界へ
クライマックスには大きな歓声に包まれ、会場が一つになった交流会。参加した生徒たちは「ダンスを見てマレーシアに行ってみたくなった」と異国の地に想いを馳せます。
約30年前から交流を続けている三芳町とPJ市。青年会議所の姉妹提携に始まり、PJ市フォークロアフェスティバルへの参加や中学生のマレーシア派遣など、若者を中心とした国際交流を行っています。日本から遠く離れたマレーシアで出会う新たな仲間。異文化の中での経験は若者たちの人生の糧となっていきます。

◆誰もが幸せな未来へ
「未来をリードする皆さんには、よりよい町のためにも、自分の意見を発信してほしいです」とPJ市のハジ・モハマド・ザッリ・ビン・ハジ・サミンゴン市長は生徒たちの目を見つめて語りかけます。
「子どもに優しい町」を共にめざしているPJ市と三芳町。子どもの意見が大切にされる町=みんなに優しい町―。年齢や性別、国籍などに関わらず誰もが幸せに暮らためには、お互いの違いを認め合う「地球市民」としての意識が大切です。それはやがて世界平和の実現へとつながっていきます。その第一歩として位置づけられるのが国際交流の取り組みです。未来の地球を担う子どもたちの心に、優しさの種を蒔く活動が続いていきます。

○POINT(絆) 世界の仲間とダンスで友達にinマレーシア
昨年9月、PJ市で開催された「アジア太平洋ユースフォークロアフェスティバル」に町の10~20代の若者を中心としたダンスチームが参加。様々な国のダンサーたちと交流し、世界各国に友達ができました。

○世界はひとつ!友情は共通語!
毎年、町の中学生をPJ市へ派遣。様々な国の学生が集い、アクティビティやディスカッションなどを通して、国や言葉を超えた交流を深めます。最終日には涙で再会を誓う姿も。今年は11/19(火)~25(月)に実施予定です。

■人・絆・地域・世界!
「つながる」まつり
約5万人が訪れたみよしまつり。会場ではたくさんの出会いやつながりが生まれ、夏の終わりを鮮やかに彩りました。

○POINT(絆) 絆をつないで31回目
地域の力で町をひとつに
「みよしまつり」の名で初めてまつりが開催されたのは1991年で、第1回みよしまつりの来場者数は約1万人でした。約30年間で来場者は5倍となり、大きなまつりに成長しました。それを運営しているのは、実行委員会や行政連絡区、各団体など、たくさんの住民の皆さん。みよしまつりは地域の人々の力で町がひとつになる、大切なイベントです。

5万人ほどが来場し、大盛況で幕を閉じた今年のみよしまつり。一年のうちで最も多くの人が三芳町に集まり、たくさんの人々の新しい出会いや再会、そして、海を超えたつながりが生まれました。
「みよしまつりに参加して、三芳町のことが大好きになりました。このまま移住したいくらいです」とPJ市のダンサーたちは嬉しそうに語ります。海外から訪れた人々にも町の魅力を伝えたみよしまつり。それを作り上げたのは行政連絡区やボランティア、出演者といった、たくさんの町の人々です。「楽しいみよしまつりを作りたい」という想いから生まれた一晩の宴。地域のあたたかいつながりが、訪れた人々にも広がったこの日、夜空に咲いた花火とともに鮮やかな夏の思い出が刻まれました。

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