特集 デフリンピックを通して共生社会の実現へ(2)

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■2025年東京開催　デフリンピックを楽しむために知っておきたいこと!
11/15(土)～11/26(水)

◆大会ビジョン
(1)デフスポーツの魅力や価値を伝え人々や社会とつなぐ
(2)世界に、そして未来につながる大会へ
(3)“誰もが個性を活かし力を発揮できる”共生社会の実現

◆デフリンピックとは?
デフ(Deaf)+オリンピック(Olympic)
「聞こえない・聞こえにくい人のオリンピック」
デフ(Deaf)とは英語で「耳が聞こえない」という意味です。オリンピックと同じように4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催されます。競技ルールはオリンピックと同じですが、聞こえない選手のための視覚的保障がなされた競技環境があることがデフリンピックの特徴です。デフリンピックの起源は、国際サイレント大会。1924年のパリオリンピックの社会的関心の高まりを活用して、同年に同じパリで開催された、ろう者のためのスポーツ大会にあるとされています。

◆視覚的保障ってなに?
デフリンピックでは、陸上競技や水泳競技のスターターの音とともに、フラッシュランプを使って選手にスタートを知らせています。また、サッカーやラグビーでは、審判が笛を吹くとともに旗または片手をあげることで反則などが起きたことを選手に知らせます。様々な視覚的な工夫をした競技環境がデフリンピックでは整えられています。

◆デフリンピックとパラリンピックの違いは?
○デフリンピック
聴覚障害者で特定の大会の成績優秀者。
国際手話やフラッシュランプなどの視覚情報による情報保障がある。

○パラリンピック
肢体不自由・脳性まひ・視覚障害・知的障害のある人で標準記録以上の成績がある人。
障害に応じたクラス分けやルールの変更がある。

◆スポーツを通して、多くの人に感動や喜びを!
数字で知るデフリンピック!

○初開催から　100周年
第1回大会は、1924年にフランスのパリで開催。東京2025デフリンピックは、100周年の記念すべき大会であり、日本では初開催になります。

○参加国・地域　70～80ヵ国
第1回大会の9ヵ国から今では70～80ヵ国が参加する規模までになりました。日本の初参加は1965年第10回ワシントン大会です。

○競技数　21種目
基本的なルールは一般の競技と同じですが、様々な工夫を凝らして、夏季デフリンピックは21競技。冬季デフリンピックは6競技で行われています。

〔夏季大会〕
・陸上競技
・バドミントン
・バスケットボール
・ビーチバレーボール
・ボウリング
・自転車(ロードレース・マウンテンバイク)
・サッカー
・ゴルフ
・ハンドボール
・柔道
・空手
・オリエンテーリング
・射撃
・水泳
・卓球
・テコンドー
・テニス
・バレーボール
・レスリング(フリースタイル・グレコローマン)

○参加資格　55dB(デシベル)
デフリンピックには「補聴器」などを外した状態で聞こえる一番小さな音が55デシベル以上の人が出場できます。
※55デシベルは普通の声での会話がきこえない程度
※60デシベルは洗濯機から1mの距離の音

○過去最多のメダル数　30個
第24回夏季デフリンピック競技大会で日本は過去最多の30個(金12/銀8/銅10)獲得。コロナ禍で多くの活動が制限されている中、素晴らしい結果を収めました。

○参加者　3,000人
第1回大会の145人から、今では3,000人を超える選手が参加する大規模な大会へ。運営スタッフや審判など合わせると6,000人にのぼります。

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