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自治体の皆さまへ

特集 デフリンピックを通して共生社会の実現へ(3)

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埼玉県三芳町

■マレーシアのデフリンピック選手を応援しよう
▼全国初のホストタウン
→町では3回目のホストタウン
2023年9月25日、三芳町はマレーシア・デフスポーツ協会(MSDeaf)と協定を結び、東京2025デフリンピック大会のマレーシアのホストタウンとなりました。同大会でのホストタウンは、三芳町が全国初です。

▼マレーシア選手がやってくるand町民交流会開催
デフスポーツ協会がトレーニングキャンプのために練習できる施設を視察
→2025年11月上旬を予定

○三芳町総合体育館
・陸上・空手・バドミントンなど
アリーナ・武道場・フィットネスルームなど施設が充実しています。

○埼玉スポーツセンター
・ボウリング
28レーンの大規模なボウリング場です。

▼町の小中学生と交流の機会も
町内の小中学校の子どもたちとマレーシアのデフリンピック選手が直接、交流できるイベントを予定しています。

■令和6年度 聴こえとコミュニケーションに関する講演会
~聴こえない世界を知って「東京2025デフリンピック」を応援しよう~
日時:1/11(土)14:00~16:00(13:30開場)
場所:富士見市立鶴瀬西交流センター(富士見市大字鶴馬3575番地1)
聴こえとコミュニケーションに関する講演会を富士見市と共催で開催します。
※手話通訳・要約筆記・ヒアリングループあります。
・第1部…聴こえとコミュニケーションについて
・第2部…デフリンピックへの抱負とデモンストレーション

埼玉県聴覚障害者協会 中西潤さん
第24回夏季デフリンピック金メダリスト(空手) 小倉涼さん
出演

■お互いに支えあい 相手を思いやり 世界が1つの家族に
三芳町長 林伊佐雄

新年明けましておめでとうごいざいます。
いよいよ今年は、第25回デフリンピック競技大会が東京で初めて開催されます。しかも開催100年を迎える記念大会です。
これまで三芳町は、あいサポート運動、手話言語条例の制定など共生社会の実現に向けて様々な取り組みを行ってきました。昨年9月には、あいサポート運動10周年記念事業を実施し、三芳町聴覚障害者の会の高波会長の紹介で、姉妹都市ペタリングジャヤ市在住、ろう者でバティックアーティストのリム・アヌア氏が来日し、記念講演と作品展示を行いました。
リム氏は、生まれつき耳が聞こえず、10歳の時にろう学校で友人が描いた龍と鳳凰の絵を見て感動し、アートへの情熱に火が付いたそうです。その作品には、マレーシアの豊かな自然、建築、植物や人物画などが色彩豊かに描かれ、独自のスタイルがあります。中でも目を惹くのは、家族がお互いに抱き合っている肖像画です。
お互いに思いやり支えあっている姿に深い愛が感じられます。その絵を見ていると、なぜか心が満たされ、いつの間にか幸せになっている自分に気づかされます。
お互いに思いやり支えあう心が、様々な困難や試練をも克服し幸せへと導いてくれる。その姿そのものが何物にも代え難い幸せなのだと。この心が友人に、地域に、世界に広がることが誰一人取り残さない共生社会の実現に導いてくれるのだという啓示を与えてくれます。
古典でも次のようなことが記されています。
※詳しくは本紙をご覧ください。

「礼」で最も大事なことは「恕」(我が心の如く相手を思う)だと言われています。相手への思いやりが世界中の人を兄弟に、愛に満ち溢れた家族にしてくれるのです。
デフリンピックを通して世界の人々が一つになり、地球が平和と愛の星になることを切に願います。

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